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ASDでは急な変更が苦手ですが少しずつ対応する力も身につける必要があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達と接する時には
急な予定変更は極力避けるようにしますが、
日常の中では次から次へと予期しないことが起こるものです。
外での活動の予定が、雨が降ってきたために中での活動になる、
いつものお店が臨時休業日だった、
今まで見ていたテレビ番組が変わった、
買い物に行く予定だったけど時間がなくなったなど様々です。

そうした時、私達はすぐに諦めがついて次の行動に切り替えることが
できますが、発達障害で特にASDの子ども達はこれがとても苦手です。
無理にでもやろうとしたり、パニックを起こしたりしてしまいます。
こうなると落ち着くまで時間がかかるだけでなく、本人もとても
辛い思いをすることになります。

できる限り先に「この場合はこっちになるよ」と伝えておいたり、
その都度変更の理由をわかりやすく説明したり、
その次の見通しを持てるように次にやることの選択をさせたり、
その子に合った方法で対応していくことが必要です。

社会の中で生きていく上で急な予定変更やアクシデントは避けては通れず、
むしろ増えていくものなので、早めに対応力を身に付けておけるように
療育の中で力を育てていきましょう。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「亀コースター」をご紹介します。
子ども達は2人一組になります。
1人は亀さん役で、もう1人は亀さんを引っ張る役になります。

まず亀さんはうつ伏せになったら両足を曲げて、足がお尻に
着くくらいまで曲げておきます。
そして上半身を起こし、引っ張る子と両手をつないだら
引っ張る子はそのまま後ろ向きに引っ張って歩いていきます。

亀役の子は足を曲げて上半身を持ち上げることで、背筋を中心とした
筋力が強く養われます。
引っ張る子は後ろ向きに引っ張ることで、足の指先の踏ん張り力や
腹筋背筋が養われます。
そしてどちらも腕を引き付ける力や握力が育ちます。

相手がやりやすいように、そしてスムーズに進んでいくためには
2人の息を合わせることが大事になります。
亀役の子は腕に力を入れて、上半身をしっかり持ち上げておくこと、
引っ張る子は亀役の子の手をしっかり握って引っ張り、
急に勢い良く引っ張らないこと、
そしてお互いに相手をよく見て対応することが大切です。

こうしたペアでの遊びは、自分だけでなく相手のことも考える
必要があるので、子ども達の社会性が強く育ちます。
最初のうちは指導者が引っ張る役をして遊ぶのも良いです。
慣れてきたら子ども達同士で遊び、社会性の発達や友達と一緒に遊ぶ
楽しさも感じてもらえるようにしてみてください。

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