ADHDのケアレスミスの多さにはその子に合った解決方法を見つける必要があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ADHDの特徴として、ケアレスミスの多さも挙げられます。
ADHDによるケアレスミスの特徴
ADHDのケアレスミスは日常の中のことでも勉強でも仕事でも起こり、
内容は理解しているのに、ケアレスミスで失敗を繰り返してしまいます。
- 忘れ物・なくし物をよくする
- 持ち歩いているものをどこかに置き忘れる
- 待ち合わせ時間に遅刻する
- メール・書類など書き間違い・記入漏れがよくある
- 寝坊する
などのちょっとしたミスが目立ちます。
ミスが連絡すると、周りの人からADHDではないか、発達障害ではないかと心配されることがあるかもしれません。
もちろん誰にでもケアレスミスはあることです。ちょっとしたミスをしたからと言って、ADHDだと認定はできません。ADHDによるケアレスミスは「不注意」もしくは「多動性・衝動性」から生じるものです。
ADHDかどうかを正しく判断するのは難しいため、医療機関にかかることをおすすめします。ADHDによるケアレスミスが、あまりにも頻繁だと生活にも支障を来たしてしまいます。
発達障害の特性を理解し、対策方法を見つけていくことが大切です。
関連記事:ADHDで頭の中がごちゃごちゃする原因と脳内多動を静め整理する対処法
ADHDのケアレスミス対策ができる運動遊び
ADHDの子どものケアレスミス対策をするなら、運動を取り入れた療育活動がおすすめです。
運動療育の詳しい効果は「adhdの症状改善に役立つ療育とは?運動療育の高い効果を解説」を参考にしてみてください。
体を動かすことで、脳の活性化につながり、心身の発達を促します。
運動遊びで、筋力や体幹を鍛えて、落ち着いて物事の取りかかる力を養うことで、ケアレスミスの予防につながるでしょう。
ここでは、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「カメコースター」をご紹介します。
友達と2人組みになり、1人がカメで引っ張られる役、
もう1人はそのカメを引っ張る役になります。
カメの子が床にうつ伏せになって両手をしっかりつないだら、
両足を曲げてお尻につけるようにします。
引っ張る子は後ろ向きの姿勢で友達を引っ張っていきます。
いきなり強く引っ張ると手が外れて転んでしまうので、
ゆっくり引っ張っていくようにします。
カメの子は足を曲げて上半身を反らせることで
背筋が強く育つので、腕を少し曲げて体を持ち上げるような
イメージでできると良いです。
引っ張る子も体幹の筋力や足の指先の踏ん張り力が強くなります。
2人組みでの遊びは、集団遊びの基礎になるので
楽しく遊べるように工夫していきましょう。
ADHDのケアレスミス対策で、体幹を鍛えることに興味がある人はこちらの運動遊びもおすすめです。
・「らっこさん」のアレンジ遊びで楽しく体幹を育てましょう |
こどもプラスが運営するInstagramアカウントでも、体幹や筋力が鍛えられる運動遊びを紹介しています。ぜひお役立てください。
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