発達障害の感覚鈍麻から自傷行為につながる場合もあり適切な指導と対応が必要
発達障害の子ども達は特有の感覚を持っているため、
暑さ・寒さに対して鈍感だったり、
体をそっと触られたり頭をなでられることが極端に苦手、
その一方で血が出るような怪我をしても平気な顔をしている
ということもよくあります。
痛みを感じにくいと怪我をしていても気付かなかったり、
刺激を求めて自傷行為をしてしまったりするので注意が必要です。
関連記事:自閉症児の自傷行為には環境調整やスキルの習得が必要です。
今日は、こどもプラスで提供している運動療育プログラムから
「サルの玉乗り」をご紹介します。
鉄棒を逆手に握って、肘を曲げた状態でぶら下がります。
鉄棒の下にはマットを敷いてボールを置いておき、
子どもは鉄棒にぶら下がったらそのボールの上に乗ります。
5秒ほど乗れたら降ります。
ボールに勢い良く跳び乗ったり、肘を伸ばして全体重をボールに
乗せるのではなく、あくまでも腕に力を入れてぶら下がった状態で、
体重をコントロールしながら乗れるようにします。
体重をコントロールしてボールに乗るためには、
肘を曲げて腕に力を入れることがポイントになります。
肘が伸びているとコントロールができません。
また、足の指先や膝を使って力の入れ加減を調整することも
必要で、それによって腹筋も養われます。
慣れてきたらそのままボールを足で挟んで持ち上げてみたり、
少しずつ腕を曲げながら足を持ち上げる動きに
発展させていき、逆上がりにつなげていきましょう。
サルに関する運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムも参考にしてみてください。