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発達障害の診断には時間がかかる?成長と共に見えてくるサインとは?

発達障害

「子どもが発達障害なのかもしれない」と思っても、実際に診断がされるまでには、時間がかかるというケースがあります。

そのような不安を抱いているときには、「できれば早めに知りたい」という気持ちになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、なぜ、時間がかかる場合があるのでしょうか。

今回は、発達障害の診断になぜ時間がかかるのか、そして子どもの成長と共にどのようなサインが見えてくるのかを探っていきます。

発達障害の診断に時間がかかる理由とは?

発達障害の診断に時間がかかるのは、子どもの成長過程で現れる困り事を通じて初めて明らかになることが多い障害だからです。

症状の程度によっては迅速に診断が下される場合もありますが、明確な診断名が付けられるまでには長い時間がかかることも少なくありません。

発達障害はしばしば複数の障害が合併しているため、目に見える症状だけでは判断が難しいのです。

発達障害の診断は、他の障害と比べていくつかの特徴があります。

以下に詳しく説明します。

1.判断の難しさ

発達障害の診断は、医師が観察した行動特性などに基づいて行われます。

2.症状の多様性

発達障害は、不注意、多動性、衝動性などの症状が含まれます。

これらの症状は個人差が大きく、他の状態と重複することもあります。

3.年齢による変化

発達障害の症状は、幼少期から顕著に現れることが多いですが、成長とともに変化することもあります。

年齢が低い場合、障害の特性と、年齢や個人の性格との区別が難しいことがあります。

4.専門的な評価の重要性

ADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)など、他の障害との区別が必要です。

専門的な評価が重要であり、正確な診断と適切なサポートが必要です。

このように、発達障害の診断は、子どもの成長過程で現れる困り事を通じて初めて明らかになることが多いため時間がかかります。

また、発達障害の成長と共に見えてくるサインもあります。

発達障害の成長とともに見えてくるサインとは?

次に、発達障害の成長とともに見えてくるサインをご紹介します。

1.赤ちゃんの気になるしぐさ

  • 泣き声が少ない。あやしても笑わない
  • 人見知りをせず、だれにでもニコニコしている
  • 音に敏感に反応して泣く
  • 夜泣きが頻繁で、睡眠の時間がバラバラ

2.子ども(2~6歳ころ)の気になる行動・しぐさ

ADHD(注意欠陥多動性障害)

  • おしゃべりは達者だけど、大人の指示が伝わらない
  • 落ち着きがなく、集中力がない

ASD(自閉症スペクトラム障害)

  • 一人遊びが多い
  • 愛着行動をとる時期に後追いをまったくしない

DCD(発達性強調運動障害)

  • 体がぐにゃぐにゃしていることが多い
  • 極端に不器用で、筆圧が弱い

このように、症状別に、発達障害の成長とともに見えてくるサインがあります。

そのため、子どもを注意深く観察し、適切なサポートを行うことが大切です。

早期の理解と適切なサポートによって、ポジティブな成長をとげることができるよう努めましょう。

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次に、「こどもプラス」の放課後等デイサービスで提供されている運動療育プログラムを見ていきましょう。

運動療育プログラム「走り前回し跳び」の紹介

「こどもプラス」の放課後等デイサービスで提供されている運動療育プログラム「走り前回し跳び」を紹介します。

この遊びは、走りながら前回し跳びをするというものなので、短縄跳びができることが前提です。

走りながら前回し跳びをするということは、走る動作と縄を回して跳ぶ動作を同時に行うので、走る速度と縄を回す速度を自ら調整し、タイミングを合わせながら行う意識が大切です。

その場で跳ぶ短縄跳びは、「跳ぶ」「着地」というように「静」と「動」がはっきりしているので動きが理解しやすいですが、走り前回し跳びでは常に動きながらの動作なので難易度が高くなり、リズム感や抑制力も必要になります。

また、手と足で別々の動きをするので、その協応力が弱いと動きを連動させることができず、うまくできません。

練習方法としては、縄を2つに折りたたんで片手で持ち「カウボーイ」をしながら走ってみたり、タオルを細長くして両手に持ち、前に回しながら走ってみるなどがあります。

子どもが失敗を重ねると楽しく取り組めなくなるため、子どもの苦手な点に合わせた遊びを提供し、できたという満足感や達成感をたくさん感じることができるようにしていってください。