2017年09月20日
発達障害の子ども達にパニックやかんしゃくを減らす関わりが大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害の子ども達の中には、他の人には想像もつかない程の苦労や
不安、ストレスの中で日々生活をしている子達がいます。
そのため、周りから見たら些細なことでもパニックになったり、
かんしゃくを起こしてしまうことがあります。
その理由は人によって様々で、中には言葉で伝えることが
できない子もいるので、周囲が原因を見極めて排除してあげたり、
苦痛を軽減するための環境調整や工夫をしてあげることで
できるだけパニックやかんしゃくを起こさずに済むように
することがとても大切です。
関連記事:発達障害児のパニックはやめさせるよりも起こさせない工夫が大切です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「前回り降り」をご紹介します。
まずは鉄棒で「すずめさん」に変身します。
すずめさんになったら、頭をゆっくり前に倒していき、
肘を曲げながら体で鉄棒を包み込むようにして回ります。
勢いよく回転して、回った後に足がバタンと勢いよく下に落ちてしまうと、
途中で手が離れて落下するリスクが高くなります。
ゆっくりと静かに回転をコントロールしながら着地できるように練習します。
ただ、子ども達にただ「ゆっくり静かに降りましょう」と言っても
意識して行なうのは難しいと思います。
そこで、前回りをした後に空中で足打ちをしてから降りてみたり、
鉄棒の下に2色のカップなどを置いて着地する色を指定したり、
降りる位置を鉄棒の真下ではなく、一歩前の位置になるようにフープを
置いたりすることで、降りる前に1度、腕に力を入れる要素を入れます。
筋力が弱いと難しいので、補助もしながら日々の中で少しずつ
力をつけられるように遊んでいきましょう。
すずめに関する運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムも参考にしてみてください。