ADHD, 運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

ADHDでは考えるより先に動いてしまう特徴がありますが叱らない指導が大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

集団生活の中で子ども達は、「今は先生の話を聞く時間だから
立ったらダメだ」など「今何をしなければいけないのか」を
考えて行動することができるようになってきます。

ADHDの子どもをるのに効果はある?

ADHD傾向がある子ども達はこれが難しく、
興味のあるものが目に入ったり、外から聞こえてきた音に対して
考えるよりも前に体が動いてしまい、
自分の行動を制御することができません。

とくに「ADHDの女の子では行動より思考の多動性が強い傾向」にあります。

このような子ども達には、叱っても効果はほとんどなく、
むしろ自己肯定感を下げ、二次障害につながりやすくなってしまうので
叱るのではなく、できたことを褒めながら能力アップを
目指していくことが大切になります。

関連記事:発達障害・ADHDの人がストレスに弱い原因と4つの対策

ADHDの行動を制御する力が養われる運動遊び

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ジグザグ走り」をご紹介します。
縄やテープなどで幅のあるジグザグのコースを作り、
そのコースの中を両手を広げて走っていきます。

両手を広げることでバランスをとりながら、
コースをはみ出さないように上半身を傾けながら走ります。
ジグザグコースを走ることで、コースに合わせて
方向転換をする力が養われます。
スムーズに方向転換をするためには、バランスを保つ腹筋背筋、
足の指先の踏ん張る力などが重要になります。

また、コースの幅やジグザグの角度を変化させることで
空間認知力や速度調整、方向転換力が強く養われるので
子ども達の様子に合わせてレベル調整しながら
取り入れてみてください。

ジグザグ走りのことをもっと知りたい方は「放課後等デイサービスの運動療育プログラム「ジグザグ走り」で空間認知、方向転換の動きをつけましょう。」も参考にしてみてください。