2019年10月29日
療育では小さな成功体験の積み重ねで自信を育みましょう。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
子ども達が自信をつけていくためには
成功体験が大事だということはよくいいます。
そうすると、大きな成功体験をイメージしやすいですが、
大きな成功体験を得るには時間も労力も必要で、
やはりリスクも伴います。
また、大きな成功体験の前には、
実はたくさんの小さな成功体験の積み重ねがあります。
なので、まずは小さな成功体験をたくさん積んで
自信をつけながらその取り組みを継続させ、
確実に力にしていくことが大切になります。
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動あそびは、子ども達にとって
遊び感覚で行なえ、しかも上達がわかりやすいものなので
たくさんの成功体験を実感するのにとても有効です。
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今日は、その運動療育プログラムの中から
「逆上がりキック」をご紹介します。
鉄棒を逆手で握り、肘を曲げて脇をしめ、
体を鉄棒に引き付けておきます。
足は前後に開き、前の足は鉄棒よりも前に出します。
鉄棒上には風船などの目標物を掲げておき、
鉄棒を握ったら目視します。
そのまま足を蹴り上げて片足で目標物を
キックしながら逆上がりをします。
まだ回れない場合は、補助で回してあげてください。
逆上がりができない理由の1つとして、
足をどこに向かって蹴り上げたら良いかわからず、
前方向に蹴りだして体が流れてしまうことがあります。
目標物があることで蹴る位置がわかり、
逆上がりの達成につながりやすくなります。
途中で目標物から視線が外れると
顎が開いて失敗しやすくなるので、
跳ぶ瞬間も跳躍中も目標物から目を離さずに
回れるように声掛けしていきましょう。
まだ回れない子も、補助で回してあげることで
イメージがつかみやすくなりますので、
適度な補助も行いながら、少しずつ逆上がりという
目標に向かって力をつけてみてください。
逆上がりに関する運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムも参考にしてみてください。