会話はASDの子ども達にとって難易度が高くとても混乱させるものです。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
私たちが普段何気なく行っている「会話」は、
発達障害、中でもASD(自閉症スペクトラム)の
子ども達にとってはとても難しく、疲れることです。
関連記事:発達障害で会話のキャッチボールができない子の特徴と上達のコツ
会話にならないASDの問題と対応のポイント
会話では非常に曖昧な言葉や表現が多く
推論しながら聞く必要があったり、
皮肉やほのめかし、誇張、慣用句、仲間言葉なども
絶え間なく出てきます。
そしてそれらの言葉はつかの間に消えてしまうものであり、
声の高低や大きさ、速度も毎回違い、
さらに相手の状況や表情なども読み解かなければ
いけません。
そうした能力に生まれつき苦手があるASDの子ども達には、
やはり伝える側がそれを理解し、配慮ある声掛けや伝え方を
してあげることが必要です。
また、言葉だけでなく理解しやすい方法も1人1人違うので、
個々にあわせたサポートで持っている力を
最大限に引き出してあげられたらと思います。
ASDのことをもっと知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。 |
運動療育プログラム「回転大縄跳び」
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「回転大縄跳び」をご紹介します。
大縄跳びを連続で跳びますが、跳ぶ時に回転しながら
跳んでみます。
一度に1回転するのは難しいので、90度ずつや
180度ずつなど少しずつ回れれば良いです。
回転しても両足がバラバラにならないように、
足を閉じたジャンプを意識できるようにしましょう。
また、回転することで縄の位置を見失いやすくなります。
縄はゆっくり回して、どちら側から縄がくるかを
教えてあげると良いかもしれません。
慣れて余裕が出てきたら、跳びながらなぞなぞに答えてみる
などの遊び方にも挑戦してみたり、
それぞれの段階に合わせて工夫しながら行いましょう。
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