運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害の子ども達への声掛けには配慮すべきポイントがあります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害を持つ子ども達への声掛けには、
少し配慮が必要になります。

発達障害の子ども達への声掛けポイント

子どもが他の事に気を取られている時話しかけたり、
子どもの後ろや見えない所から大声で呼びかけたり、
早口でしゃべったりするのはよくありません。

まずは子どもの状態を把握してタイミングを見計らい、
こちらに意識を向かせてから話すこと、
真正面からゆっくり端的に話すことが大事です。

また、それぞれに聞き取りやすい声の高さや
話すスピードがあるので、それを知ることや
状況に合わせた声を使うことなども大切です。

「指示が聞けない」と言われていた子でも
こうしたちょっとした工夫だけで改善されることもあるので、
1人1人に合わせたサポートがとても重要になります。

関連記事:発達障害の子ども達が指示通りに動けない時は指示を工夫する必要があるかもしれません。

声掛けと合わせてやりたい運動療育プログラム

さて、今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムから
「カエルさんサーキット」をご紹介します。

声かけを工夫するだけではなく、ぜひ運動療育も子ども達の生活に取り入れていきましょう。ここでは「カエルさんサーキット」のやり方を説明します。

カエルさんは足をがに股に開いてしゃがみ、
手の指をパーに開いて床について、手足同時に
ジャンプしながら進んでいく動きです。

広い場所があれば自由に動き回っても良いですが、
縄ばしごのような物を置いて、決められたコースの中を
進んでいくようにすると子ども同士がぶつかるリスクを
下げることができます。

次は「ジグザグカエルジャンプ」です。

小さめのフープを床にジグザグに並べて、
フープの中をカエルジャンプで進んでいきます。
フープを踏まないように気をつけて進みましょう。

次は「クモの巣ジグザグカエルジャンプ」です。

鈴を付けたゴム紐を低い高さで張り、罠を作ります。
この罠に当たらないように、カエルジャンプで
ジグザグに渡っていきましょう。

ジグザグにジャンプすることで、動きを左右に
切り替える時にお腹に力を入れて足でしっかりと
踏ん張る力が養われます。

そこにフープや罠があることで空間認知力や
身体コントロール力なども養うことができます。

まずはカエルさんでまっすぐ進むことができたら、
次はジグザグにジャンプ、次は高さを加えて
動きを素早く切り替えるというようにステップを
踏んで進めていくのがポイントになります。

子ども達が興味を持ちながら取り組めるように
工夫しながら、楽しいコースを作って遊んでみてください。

運動遊びのことをもっと知りたい方は、こちらのプログラムもオススメです!

<カエルに関する運動遊び>

<ジグザグに関する運動遊び>