ADHDやASDではコミュニケーションが苦手な特徴がありサポートが必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASD(自閉症スペクトラム)、ADHDなど発達障害を持つ子ども達は、
人との円滑なコミュニケーションが苦手な特徴があります。
ADHD・ASDによるコミュニケーションの苦手
例えば
- 早口でまくし立てるようにしゃべってしまってしまう
- 自分の興味のあることになると相手がどう思っていても話続けてしまう
- 自分のルールを押し付けるようなことを言ってしまう
- 自分では他人を攻撃しているつもりはないけれど相手を否定するようなことを言ってしまう
など、様々なコミュニケーションの特徴から、険悪な雰囲気になってしまったり
相手を怒らせてしまうことが多くなりがちです。
その子に合わせて、できる範囲でできるやり方で練習していくことと、
遊びの一環として行なうことを大事にしながら
少しずつスキルアップができるようにサポートしていきましょう。
会話の苦手は「発達障害で会話のキャッチボールができない子の特徴と上達のコツ」の記事も参考にしてください。
ADHD・ASDのコミュニケーション力を鍛える運動遊び
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「クマの姿勢で足じゃんけん」をご紹介します。
子ども達は2人ペアになり、向かい合ってクマの姿勢になります。
そして顔を上げてお互いに相手を見ながら、
掛け声に合わせて足でじゃんけんをします。
足じゃんけんは、両手は床についたままで行います。
両足を閉じて曲げ、しゃがんだ姿勢がグー。
片足を曲げてもう片方の足は後ろにまっすぐ伸ばした姿勢がチョキ。
両足を伸ばして左右に広げた姿勢がパーです。
じゃんけんをする時には、腕でしっかり体重を支えて
軽くジャンプをするように足を上げて行なうので、
腕の支持力、下半身を持ち上げる腹筋・背筋力、倒れないように
空中でバランスをとる力が強く養われます。
この遊びで上半身と下半身の連動ができるようになってくると
鉄棒・跳び箱・側転といった運動の上達につながります。
また、じゃんけんのタイミングを相手と合わせることや、
じゃんけんの形を相手に見えやすいように大きくはっきり作るように
意識することなどで、社会性の部分も育てていけるので、
子ども達に合わせて提供していきましょう。
コミュニケーション能力や社会性を養える運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。