完璧主義に悩む発達障害の子どもをどう支援する?4つの改善方法を紹介
完璧主義と聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか。
「仕事ができる」「責任感がある」といった非の打ち所がない良いイメージがあるかもしれません。
その一方で、完璧にこだわりすぎて「融通が利かない」「妥協ができない」「自分や人のミスを責める」などのネガティブなイメージも多くあります。
ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)やADHDなど、発達障害の特性により完璧主義になっている場合、高すぎる目標や神経質ともとれるほど完璧を求める傾向があります。
これを「できないくせに完璧主義」と呼びます。結果にこ執着をして、小さなミスも許せなくなる状態です。自分自身を追い込みすぎたり周囲の人とトラブルになったりすることが増え、うつ病や不安障害といった精神疾患にかかるリスクも上がります。
本記事では、発達障害の子ども達が、日常生活や将来の仕事にまで影響を及ぼす可能性がある完璧主義とどう向き合い、対策していけば生きやすくなるのかを解説します。
また、完璧主義を含む発達障害の特性改善の一助になる「こどもプラス」の運動遊びもあわせて紹介しますので、ぜひご覧ください。
責任感が強すぎる発達障害の「完璧主義」とは
発達障害で完璧主義の特性を持つ人は、物事に対して強すぎるほどの責任感を持っています。完璧主義は、具体的にどういった行動にあらわれるのでしょうか。
ここでは子どもの日常や学校生活、大人の仕事でのシーンにわけて、発達障害の完璧主義があらわれる例を見てみましょう。
子どもの発達障害で完璧主義の例
発達障害の子どもが完璧主義だと
- 勉強も遊びも完璧にやり遂げなければ意味がない
- できないところや中途半端なところは絶対に人に見せたくない
このような考えを強く持っている傾向があります。友達との遊びでも、完璧さばかりを追求して友達から嫌がられてしまうことがあります。
また、人に弱みを見せたくないあまり学校でも家庭でも人に助けを求めることができません。1人で頑張りすぎて限界を超えてしまい、その後糸が切れたように何もできなくなることがあります。
発達障害がある場合、このように極端な行動になりがちです。
「こうしたい」→「こうしなければいけない」
「これはしたくない」→「これはしてはいけない」
などの偏った考え方に強く囚われているため、絶対に突き通そうとして不適合を起こしてしまうのです。
大人の発達障害で完璧主義の例
大人の発達障害が完璧主義だと、仕事の場面では
- 引き受けた仕事は絶対に失敗できない
- 1つもミスのない完璧なものにしなければ終わり
などと必要以上に気負っている傾向があります。求められていない細かい部分にまでこだわるため、1つの仕事を終わらせるのに時間がかかりすぎることがあります。
また、このタイプの人は他人に頼ることが苦手です。
作業を進めていく中で何か問題が起きたときにも、自分自身ですべて対応しなければいけないと思い込んでいることがあり、上司にも相談できず一人で問題を抱えてしまいがちです。
責任感が高いのは良いことでもあります。
しかし、職場では納期や期限が決められているものも多く、状況に応じて臨機応変に行動をすることが求められます。その結果、責任感の高さが空回りして、仕事に支障を及ぼすことがあります。
完璧主義が学校生活や仕事の足かせになる可能性がある
このように完璧主義が子ども達の学校生活や人間関係に悪影響を与え、就業や就職活動の足かせになってしまうことがあります。スムーズに社会人生活を送るためには人、子どものうちから療育支援を受け、症状を緩和する対策をしておくことが大切です。
では、なぜ発達障害の人は完璧主義になりやすいのでしょうか。その理由を解説していきます。
発達障害で完璧主義になる原因
発達障害の人が完璧主義になるのは、次の2つのことが原因に挙げられます。
- 幼少期に大人から結果重視の評価をされ失敗できなくなる
- 発達障害の特性で生じる考え方のクセを持っている
この2つが完璧主義の思考を作り上げていると考えられます。詳しく解説していきます。
幼少期に大人から結果重視の評価をされ失敗できなくなる
子どもの考え方や価値観とするものなどは、本人の性格もありますが幼少期の環境や経験、周りの大人との関係性が大きな影響を与えます。
この時期の子ども達は、体だけでなく心や脳も著しく成長していくときです。そのため、身近な大人の関わり方がとても重要になります。
もし大人から結果重視の評価ばかりされていると、子どもも結果だけにこだわる完璧主義になりやすくなります。結果重視の評価とは、このような言葉で褒めることです。
▼テストで100点をとったとき
「すごい!100点とるなんて頭良いね!」
▼描いた絵を見せにきたとき
「絵が上手いね!天才!」
結果主義はストレスや自己嫌悪の原因にもなる
結果や成果を重視することはスキルアップや目標達成のために必要なことですが、それが過度になると子どもも結果だけを重視した行動をするようになり、「次も絶対に失敗できない」思考になりがちです。
そのため、結果を出すために他人を蹴落とす・ズルをするなど手段を選ばなくなったり、100%成功することにしかチャレンジしなくなったりする可能性があります。
もし、ミスや失敗をしたときには強い不安やストレス、イライラを感じ、自分自身の存在を否定するほど自分を責め激しい自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
プロセスを評価することも大切
こうした問題を防ぐためにも、物事に取り組むときには結果だけでなく、目的やゴールに向かって努力をする姿勢やそこまでのプロセスが大切なことが理解できるような関わりをし、大人が子どもの成長をフォローしていくことが大切です。
例えば子どもを評価するときには、テストの点数や運動会のかけっこの順位など物事の結果だけに注目するのではなく、目標に向かって頑張った過程を評価してあげることが挙げられます。
発達障害の特性で生じる考え方のクセを持っている
ASD、ADHDなど発達障害の人の思考の特性で
- 極端で融通がきかない
- 気持ちの切り替えが難しい
- 自己否定感が強い
など考え方に何らかのクセが生じます。この考え方のクセが、完璧主義思考の大きな原因になります。
例えば「ルールや決まりごとは絶対に守らなければいけない」「どんな状況でも守っていない人は許せない」という思いが強くあります。
病院で順番待ちをしているときに、後から来た具合の悪そうな人が先に診てもらったら順番が違うと怒ったり、パトカーや救急車が赤信号を無視して行ったら「赤信号なのに」と憤ったりすることがあります。
「ルールはときと場合によって変わることがある」と考える臨機応変な思考が難しく、また変化が苦手な特性もあり、ルールを頑なに守ろうとする傾向があります。
「これは絶対にこうしなければいけない」と極端で融通のきかない思考が、完璧主義につながりやすくさせています。
関連記事:ASDでは一度覚えたルールを覆すことが難しく、様々な困難があります。
発達障害と完璧主義の関係性
完璧主義で悩んでいる人の中には、発達障害を持っている人が一定数います。
中でも完璧主義になりやすいのは、ASDの特性を持っている人です。ASDのどのような特性が完璧主義につながっているのか解説します。
ASD(アスペルガー)の特性が完璧主義を生みやすい
ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)の人が完璧主義になりやすいのは、ASD特有の考え方のクセや独特の思考などの問題が関係しています。
具体的には特定の環境や物、感覚に強いこだわりを持ちます。例えば、行動の順番や方法、物の配置などが同じでなければ不安でいられない「同一性保持」の特性があります。変化に対応することが苦手な一方で、興味関心があることに対しては強いこだわりを持って突き詰められる良い面もあります。
しかし、本人や周囲が特性を理解しうまく対処できなければ、良い方向に活かすことは難しく、「いつもこうでなければいけない」思考から完璧主義になりやすくなります。
加えて、物事は0か100しかないと考える極端な白黒思考もASDの人が多く持つ特性の1つです。この極端な思考も、いつも完璧でなければ自分は能力がない人間だと思い込む完璧主義に向かわせる傾向があります。
ASDの特性が完璧主義を生みやすい理由をさらに詳しく解説します。
強いこだわりで細かいことを気にしすぎる
ASDでは興味関心の幅が狭く、シングルフォーカスの傾向があります。シングルフォーカスとは、物事の一部のみに焦点を当てすぎてこだわってしまうために、一度に複数の情報が処理できないことです。
この特性によって、全体の流れを見られず細部にばかりこだわって完璧を求めすぎたり、仕事での小さなミスも「完璧にできなかった」と気にしすぎたりしてしまいます。
マイルールが譲れず客観的に考えられない
ASDの人は以下のような自分だけのマイルールを持っていることが多々あります。
「ここまで終わらせなければ次には進めない」
「〇〇を5分やったら△△を10分やる」
「帽子を被らないと外には出られない」
これらの自分の中のルールを、ASDの人は崩せません。急いでいるときはやめる、学校ではやらないなど、場面や状況に合わせた臨機応変な対応をすることが困難です。
「いつもこうしなければいけない」と思い込んで実行しようとする姿勢が完璧主義につながりやすくなります。
0か100の白黒思考で完璧を求めすぎる
ASDの人に多いのが、物事を0か100の両極端でしか考えられない白黒思考の特性です。自分が目指す100の状態以外は、すべて0で失敗だと考えます。
この思考のクセによって以下のような考え方になります。
- 少しでもうまくいかなかったらすべてがダメだと思う
- テストは100点でなければ意味がない
- 失敗しそうだと思ったらそこで投げ出してしまう
- 一度失敗したことには二度と手を出さない
こうした極端な考え方が、いつも完璧にしたいという完璧主義の思考につながっています。
ADHDでもASD特性を併せ持ち完璧主義になることがある
発達障害は3つに大きく分かれています。
- 強いこだわりがあり対人関係に困難さがあるASD(自閉症スペクトラム症)
- 集中力や注意力に問題がありじっとしているのが苦手なADHD(注意欠如多動症)
- 読み書きや計算など学習面で問題が出やすいSLD(限局性学習症)
これらは単独のこともありますが、複数が重複していると診断されるケースや、診断は1つでもほかの障害の特性も持ちあわせていると判断されるケースもあります。そのため、ADHDと診断されていてもASDの人に多い完璧主義の特性がある可能性は十分にあります。
関連記事:発達障害を複数併発しているとそれだけ困難も多く、支援が欠かせません。
いつも高い目標を持ち、細かい部分にまでこだわり、工夫を重ねて良いものを完成させること自体は非常に良いことです。しかし、常に自分自身が思い描く理想どおりに完璧に仕上げたいと思っていると、自身にも他人にも過度に厳しい評価をし、きつい言葉を言いやすい傾向があります。
それによって、失敗すると強いストレスを感じ悩み落ち込んでしまったり、学校など集団生活の場で人間関係の悪影響が起きやすくなったりします。
子どもが持つ特性を周りの大人や家族が理解し、問題行動につながる不安や生き辛さの原因になっているものを取り除き、安心して成長していける環境を整える支援が必要です。
将来大人の発達障害として顕在化することも
発達障害の特性を持ちながらも、過ごしている環境によっては症状が見えにくいことがあります。そのため、本人に困り事があったり周囲が違和感を感じたりしていても、障害があると気付かれないまま大人になることがあるかもしれません。
大人になってから病院を受診した際に発達障害と診断されたり、うつ病や不安障害などの精神疾患を二次障害として発症したことで、その裏に発達障害があることがわかったりするケースもあるでしょう。
大人の発達障害を抱えている場合、実生活の場面で本人を苦しめることが多くなります。とくに完璧主義の特性を持っていると、クオリティの高い仕事ができるかもしれませんが、仕上りの完璧さを求めて納期に間に合わないトラブルや、他人にも完璧を求めすぎることで人間関係のトラブルが生まれやすくなります。
問題が深刻になってからでは発達障害だけでなく、二次障害発症のリスクも高まってしまうため、子どものうちに早期の気付きと療育の開始が大切です。
関連記事:発達障害では早期発見と療育開始で二次障害を防ぐことが大切です。
大人になっても生活に支障をきたす完璧主義の特性は、具体的にどのような問題を引き起こすのでしょうか。
発達障害による完璧主義が引き起こす問題
過度の完璧主義が引き起こす問題は、主に以下の3つがあります。
- 完璧主義で精神疾患(うつ病や不安障害)になりやすい
- 時間内にタスクをこなせず生産性が下がる
- 周囲にも完璧を求めることであつれきが生じる
完璧主義がこのような問題を起こす理由を詳しく解説します。
完璧主義で精神疾患(うつ病や不安障害)になりやすい
完璧主義の人は、手抜きや妥協を許さない性格から、精神疾患になりやすいと言われています。
しかし、どんなに頑張っても自分の思うとおりにすべてがうまくいくとは限りません。必ずどこかで思いどおりにならないことや目標が達成できないことがあります。
100%を達成できる理想の自分と失敗した現実の自分のギャップに大きなストレスを感じます。
完璧を求めすぎる故にそれができない自分を必要以上に責め続け、精神的な症状が生じるほど問題を深刻化させてしまいがちです。
そうした状態が続くと、自己肯定感を失い、精神科や心療内科にかかったときにはうつ病や不安障害などの診断を受けることが少なくありません。
時間内にタスクをこなせず生産性が上がらない
完璧主義の人は、期限内にタスクをこなすのが苦手です。
無理に納期どおりに仕事を急げば、仕上がりが悪くなることもあります。
何に対しても手を抜かず完璧にこなすこと自体は悪いことではありません。しかし、スピード重視でさほど中身の質は重要ではないものでも、求められていない細かい部分にまでこだわり完璧に仕上げようとします。
また、物事の一部にだけ焦点を当てすぎてしまうシングルフォーカスの傾向が強いため、作業の進捗や全体像を見ることが苦手です。そのため、どれくらいの時間配分いすべきか、どの工程に何時間かけるべきか、効率のよいやり方はあるかまで、なかなか考えが至りません。
その結果、期限が守れなかったり最後まで終わらせることができなかったりと、良いパフォーマンスを残すのが難しくなります。完璧主義にこだわっていては生産性を上げられません。
周囲にも完璧を求めることであつれきが生じる
完璧主義の人は、自分に対して厳しいだけでなく周囲の人にも同じように完璧であることを求めます。
もし完璧主義思考の強い人が上司にいた場合、自分だけでなく部下にも高い理想と目標を課し自分のやり方を突き通そうとするでしょう。無理を強いられ、少しでも理想と違うものになれば厳しい評価をされます。そんなことが続けば、不満や反発は避けられないでしょう。
他人のやり方に口を出し、自分のやり方を押し付ける完璧主義は人とのあつれきが絶えません。
このような完璧主義によって起こる問題を改善していくためにできる対策を紹介します。
発達障害による完璧主義の困り事を改善する4つの方法
完璧主義は、良い方向に活かせれば学校の成績が上がる、周囲からの評価が高くなるなどの良い結果につながるかもしれません。
しかし、過度になれば自分を追い込みすぎたり、人との揉め事が絶えなかったり、かえって作業の進捗を遅らせてしまうことにもなります。
これらの困り事を改善していくための方法を4つ紹介します。それぞれの困り事にあわせて取り入れてみてください。
時間制限を設けてタスクを終わらせる
物事にはいつも優先順位があります。まずはこれからやるべきこと、やりたいことを挙げて優先順位をつけ、それぞれにかける時間を設定するようにします。そして、タイマーを使ったり家族に協力してもらったりしながら、必ず時間内に終わらせるようにします。
時間が足りなくて理想どおりにできないと、自分では納得できない部分があるかもしれません。
そんなときは
「少し雑なところもあるけど、完成できたから良いか」
「やることが終わって時間が余ったらまた後でやろう」
このように、臨機応変な考え方を心がけるようにしてみましょう。
目的・ゴールを明確にする
ASDの人は、物事の細部にばかり目がいってしまい全体像を捉えることが苦手です。そのため、全体の作業の進捗や最終目的を忘れて目の前の1つのことを完璧に仕上げることだけに意識が向いてしまいがちです。
1つひとつの作業を丁寧に行うことも大切ですが、目的は何なのか、ゴールはどこなのかを常に明確にしながら物事に取り組めるようにしましょう。そうすることで全体のペースを考えて取り組むことができ、期限を破ることも減っていきます。
結果を重視するときと力を抜くときのメリハリをつける
誰でも運動・学習・仕事などで成功させたい、結果を出したいと思うものですが、完璧主義の人の場合はその思いが強すぎる傾向があります。
失敗したくないと思うがあまり本来持っている力が発揮できなくなったり、将来の可能性を狭めてしまったりすることがあっては本人のためになりません。
すべてにおいて完璧を目指そうとせず、結果を重視するときと力を抜いて適度に頑張るときとメリハリをつけてみましょう。肩の力を抜いて取り組むことも覚えられると、楽になるはずです。
自己評価を加点式にする
完璧主義の人には、今の自分を0としてできたことや良い点を足していく「加点式」の評価にするのがおすすめです。この方法では良い面に着目して評価をするので、自分を責めることなく自己肯定感を高められます。
完璧主義では自己評価をできなかったことに着目する「減点式」でする傾向があります。減点式は、今の自分を100としてできなかったことや悪い点を引いていくことで自分に足りないものを見つけていく方式です。この評価の仕方は、悪い面に着目するので自己肯定感を低下させやすく、とくに子どもには向いていません。
だからこそ加点式の自己評価をおすすめします。今までの視点を変えることにもなるため、物事を多角的に見て柔軟に考える力の発達にもつながるでしょう。
この4つの方法は、日常生活での働きかけのほかに運動遊びでも効果的に育てられます。次の章で運動遊びの実例を紹介します。
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こどもプラスの運動遊び「アヒルの柵越え」の紹介
私たち「こどもプラス」の放課後等デイサービスの教室では、運動遊びを通して子ども達が自信や自己肯定感を高めていけるように心がけています。
小さなステップアップで成功体験をたくさん積み重ね、結果よりも頑張った過程に着目して褒めることで、子ども達が自分に自信を持って成長していけるように工夫しています。
また、運動遊びの中ではルールを守ること、人との関わりやコミュニケーションスキルなど生きていくために必要な力を着実に身につけていけるように、子ども達の将来を見据えた支援に力を入れています。
今回は、私たちが提供している運動遊びの中から「アヒルの柵越え」を紹介します。
<遊び方>
- 足を横に開いてしゃがみ、つま先立ちになります。手は口とお尻にくっつけてアヒルのくちばしと尻尾に見たてます。
- アヒル姿勢のまま、縄やゴム紐などの低い障害物をまたいで歩きます。
アヒル歩きはしゃがんだまま歩くのでバランスが取りにくく、足を1歩出すごとに素早い体重移動で倒れないようにバランスをとる必要があります。これによって、強いバランス力が養われます。
- 疲れてくるとお尻が上がって中腰になりやすいので、お尻をしっかり下げるように意識し、慣れるまでは短い距離で行うようにします。
- 足を大きく横に開くのが大事なポイントです。しゃがむ前に股関節からしっかりと開いてからしゃがむようにしてみましょう。
- 慣れてきたら、障害物を高くしたり友達と競争したりしながら、ステップアップを目指して遊んでみてください。
こどもプラスの運動遊びには、身近なものを使って簡単に楽しく遊べ、場所や道具に悩まず家庭でも手軽にできるものが豊富にあります。
公式インスタグラムで一部紹介しているので、あわせてご覧ください。動画付きでわかりやすく説明しています。
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特性を将来活かせる長所に変えるこどもプラスの運動療育
発達障害による特性は、何も対処しない状態だと社会生活を送る上で非常に生き辛いものになります。
今回のテーマである完璧主義も、「丁寧で質の高い仕事ができる」「責任感が強く周囲から信頼される」などの良い面がある一方で、度が過ぎれば「納期が守れない」「結果を求めすぎて周囲がついていけない」「精神疾患に罹りやすくなる」などのデメリットが多く出てしまいます。
私たち「こどもプラス」は、子ども達一人ひとりが持っている特性を見極め、生き辛さにつながっている部分を改善しながら良い方向に向けて伸ばすことに力を入れた放課後等デイサービスです。
特性は、上手な付き合い方を身につければ魅力的な才能になる可能性も大いにあります。そこから将来の仕事や生きがいにつながり充実した生活を送っている人も少なくありません。
子ども達が自分に自信を持ち、将来に向かって前向きに成長していけるようにサポートをしていきたいと思います。「こどもプラス」の放課後等デイサービスは全国に190教室を展開しています。ご興味のある方はぜひ最寄りの教室までお問い合わせください。