自閉症スペクトラム, 運動療育・運動遊び

ASDでは一度覚えたルールを覆すことが難しく、様々な困難があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害の中でもASDの子ども達は、こだわりが強く一度覚えたルールは
どんな状況でも守ろうとしたり、規則を厳密に守るので、例外は絶対に
認めなかったり、0か100かという極端な思考をしがちです。

この、融通が利かない、柔軟な対応ができないという点は、
本人の精神的苦痛や、周囲の人とのトラブルの増加にもつながります。

脳の特性によって、一度インプットしたことは絶対に覆せないと
思っているので、すぐに改善していけるようなものではありませんが、
療育を受けることで少しずつ思考の柔軟性を身に付けていくことができます。

子ども達が少しでも生活しやすくなるように、支援をしていきましょう。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「片足クマの通院」をご紹介します。

まずは片足クマに変身します。
四つんばいから膝とお尻を上げたクマの姿勢から、
片方の足を後ろに上げます。

この片足クマの姿勢で、でこぼこした足場の悪い道を歩きます。
でこぼこの道は、マットの下に積み木や丸めたタオル、
棒などの障害物を入れて作ります。

不安定な足場の上を転ばないように片足クマで歩いていくことで
強いバランス力が育ち、毎回手をつく位置を考えながら進む必要があるので
先を読む力や体の動きをコントロールする力も養われます。

競争ではないのでゆっくり転ばないように進み、顔は下を向いて
しまいがちですが、顎を開いて進行方向を見るようにします。

子ども達に合わせて、コースの長さをマットをつなげて長くしたり、
コースにアレンジをしたりしながら繰り返し遊んでいきましょう。

クマ歩きの運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください!

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発達支援に特化した放課後等デイサービスを全国190教室以上展開する「こどもプラス本部」は、筑波大学大学院博士課程修了・柳澤弘樹博士(体育科学)の研究成果を基に設立されました。
身体活動と脳機能に関する研究を行い、発達障がいのお子様向けの運動プログラム開発に貢献しています。

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発達障がいのお子様向け放課後等デイサービス・児童発達支援 - こどもプラス
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