2017年08月29日
気持ちを伝えることが苦手なASDでは生活面で多くの困難があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達は、
話し言葉が苦手で会話が成り立たないことがあります。
自分の気持ちを伝えられないということは、
社会の中で生きていくのにはとても困難があります。
助けて欲しい時、嫌なことをされた時、欲しいものがあったり
人を呼びたい時、伝えなければ人には伝わりません。
言葉の発達を促すことはもちろんですが、
相手への伝え方や伝えることの大切さを教えながら
少しずつコミュニケーション力を上げていくことが必要です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ボール足挟み渡しっこ」をご紹介します。
子ども達は数人ずつに分かれて座ります。
裸足で体操座りのように座ったら、両手は後ろにつきます。
足を前に出して両足の指先でボールを挟んで持ち上げます。
指先に力を入れることで腰から足全体に力が入り、
下半身の連動性も高まります。
ボールを持ち上げたら、隣の友達に足でボールを渡していきます。
受け取る人も、両足の指先で挟むようにして受け取りましょう。
ボールを足で持ち上げて相手に渡す時、強く腹筋が養われます。
できるだけ高い位置でボールの受け渡しができるように
最初の見本と声掛けで伝えておきます。
ボールを渡すやりとりで、相手が受け取りやすいような
気遣いを覚えることも大切なポイントです。
わかりやすく伝え、慣れてきたら
競争遊びなどにも発展させながら遊んでみてください。
