療育プログラムを通じた成功体験!小さな積み重ねで自信を付ける!
「成功体験」と聞くと、つい大きなものを想像してしまいがちですよね。
発達障害を持っているから、成功体験なんてなかなかさせてあげられない…などと思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、小さなこと、些細なことも自信につながる成功体験となります。
発達障害の子どもにとって、療育プログラムを通じて成功体験を得ることはどのような効果があるのでしょうか。
今回は、療育プログラムを通じた成功体験が子どもたちの成長にどのように役立つのか、見ていきましょう。
療育プログラムを通じた小さな成功体験の積み重ね
発達障害を持つ子どもたちにとって、療育プログラムを通じて、小さな成功体験を積みかねることは、やる気を引き出し、自信を育む上で大きな役割を果たします。
子どもたちが自信をつけていくためには、成功体験が大事です。
成功体験と聞くと、大きなものをイメージしやすいですが、大きな成功体験を得るには時間も労力も必要で、リスクも伴います。
大きな成功体験の前には、実はたくさんの小さな成功体験の積み重ねがあります。
まずは小さな成功体験をたくさん積んで自信をつけながらその取り組みを継続させ、確実に力をつけていくことが大切になります。
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動あそびは、子ども達にとって遊び感覚で行なえ、しかも上達がわかりやすいものなのでたくさんの成功体験を実感するのにとても有効です。
療育での成功体験は、子どもたちが自己肯定感を高め、モチベーションを維持するために非常に重要です。
成功体験を通じて、子どもたちは自分の力で何かを成し遂げたいという感覚を得ることができます。
これは脳内でドーパミンの分泌を促し、ポジティブな感情ややる気を生み出す効果があります。
療育活動では、このような成功体験を通して、子どもたちの持っている力を最大限に引き出し、成長や発達を促すことが目指されます。
例えば、運動療育プログラムでは、体感の筋力や腕の支持力を養う遊びを通じて、子どもたちが自分の体をコントロールする力を向上させることができます。
このような活動は、子どもたちが自分の体を自分でコントロールする力がついていることを実感させ、自信を持って次のステップに挑戦する基盤を作ります。
発達障害の子どもたちが成功体験を積むには、運動療育が特におすすすめされます。
こどもプラスの放課後等デイサービスでは、運動あそびによる運動療育で、スモールステップで子どもたちが成功体験をたくさん積めるようになっています。
成功体験を積み重ねることで、自閉症、アスペルガー症候群、ADHDなどの子どもたちは自分に自信を持ち、自己肯定感を高めながら次のステップに挑戦していくことができます。
療育での成功体験は、子どもたちの心身の健全な発達のために必要であり、失敗経験よりも成功体験を増やすことが、子どもたちが自信を持って成長していくための鍵となります。
このように、発達障害を持つ子どもたちにとって、小さな成功体験を積みかねることは、やる気を引き出し、自信を育む上で大きな役割を果たします。
【関連記事】
- 得意と苦手の差が大きい発達障害では自信をつけることがまず大切です。
- 得意なこと苦手なことの差が大きい発達障害児。苦手な理由の見極めが重要です。
- 発達障害では苦手を補う努力よりも得意を伸ばすことが大切です。
次に、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動療育プログラムの中から「逆上がりキック」をご紹介します。
「逆上がりキック」で体験する達成感
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動療育プログラムの中から「逆上がりキック」をご紹介します。
①鉄棒を逆手で握り、肘を曲げて脇をしめ、体を鉄棒に引き付けます。
②足は前後に開き、前の足は鉄棒よりも前に出します。
鉄棒上には風船などの目標物を掲げておき、鉄棒を握ったら目視します。
③足を蹴り上げて片足で目標物をキックしながら逆上がりをします。
まだ回れない場合は、補助で回してあげてください。
逆上がりのできない理由の一つとして、足をどこに向かって蹴り上げたら良いかわからず、前方向に蹴りだして体が流れてしまうことがあります。
目標物があることで蹴る位置がわかり、逆上がりの達成につながりやすくなります。
途中で目標物から視線が外れると、顎が開いて失敗しやすくなるので、跳ぶ新館も跳躍中も目標物から目を離さずに回れるように声掛けしていきましょう。
まだ回れない子も、補助で回してあげることでイメージがつかみやすくなりますので、適度な補助も行いながら、少しずつ逆上がりという目標に向かって力をつけてみてください。
「逆上がりキック」は、子どもたちに以下のような複数の効果をもたらします。
1.体をコントロールする力
目標物をキックすることで、子どもたちは体の操作を学び、逆上がりをする際の正しい体の動かし方を理解します。
これにより、体のコントロール能力が向上します。
2.運動能力の向上
逆上がりキックは、腕や腹筋の力を使いながら正確な足の動きを行う必要があるため、全体的な運動能力が養われます。
子どもたちは、腕の力と足の動きを同時に調整することを学びます。
3.集中力の強化
目標物に集中することで、集中力を高めることができます。
目標物を見続けることは、逆上がりの成功に不可欠な集中力を育てるのに役立ちます。
4.自信がつく
目標物をキックすることで達成感が得られるため、子どもたちは自信を持つことができるようになります。
以上の点から、「逆上がりキック」は子どもたちの発達支援において多面的な効果を発揮する療育活動といえます。
逆上がりに関する運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムも参考にしてみてください。
こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動療育プログラムの中から「逆上がりキック」をご紹介しました。