発達障害ではイライラしやすい傾向があり適切なサポートが必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害を持つ子ども達はイライラを感じやすく、
それがパニックやかんしゃく、自傷行為や他害行為などの
問題行動につながってしまうことがあります。
発達障害によるイライラの原因
イライラを感じやすいのは、元々脳の特性で感情コントロールが
苦手ということに加えて、感覚過敏でストレスが多いこと、
自分の意思がうまく相手に伝わらないなどもどかしさが多いこと、
また、学校生活では友達関係や学習面の悩みがあったり、
行事など生活面の変化が多く対応するのが大変だったりと
様々なことがイライラの原因になっています。
イライラ状態では持っている力が発揮できなかったり
スムーズに力をつけることも難しくなります。
子ども達が安心して生活し、力を伸ばしていけるように
できるだけ早い段階での支援がとても大切です。
<関連記事> |
発達障害によるイライラを乗り越えるなら運動療育がおすすめ
今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムから
「足閉じソリ」をご紹介します。
子ども達は2人組みになり、1人はソリ役、
もう1人はソリを引っ張る役になります。
2人は向き合い、ソリ役の子は座って足を伸ばし
くっつけておきます。
引っ張る子はソリ役の子と両手をつないで
そのまま後ろに引っ張って進んでいきます。
急に強く引っ張ると手が離れて転んだりして
危ないので、最初から勢いよく引っ張らないこと、
広い場所で行うことに気をつけてください。
ソリ役の子は姿勢をやや後傾にして、かかとを少し
上げるように意識すると相手が引っ張りやすくなり
スムーズに進めます。
膝が曲がったり上半身がねじれたりすると
うまく進めないので、体全体に力を入れて
足をまっすぐに伸ばした状態を維持できるようにするのが
ポイントです。
また、足を閉じた状態だと横に倒れないようにしっかり
バランスをとる必要があり腹筋や背筋が強く養われますが、
腹筋などが弱いと難しいので、苦手な子は足を開いた姿勢で
行い、無理なく楽しめるようにしてください。
一番のポイントは、お互いに相手の様子を見て
息を合わせながら行うことです。
遊びの中で少しずつ身に付けていけるように
1人1人に合わせた方法でサポートしていきましょう。
イライラと向き合い、感情のコントロールができる運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムも参考にしてみてください。