ADHD, 運動療育・運動遊び

ADHDはうっかり者というだけで見過ごされ症状が悪化してしまうこともあります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

ASD、ADHD、LDといった発達障害は、先天性のものです。

しかし、生まれつきの障害であっても生後すぐに診断がつくわけでは
ありません。

例えばADHDの特性である「不注意」「多動性」「衝動性」は
幼い子どもなら誰でも持っている特徴ばかりです。

もし人より目立ったとしても、症状が軽ければ”うっかり者”と
いうだけで済んでしまうこともあります。

不注意でうっかりものになる原因は「ADHDで頭の中がごちゃごちゃする原因と脳内多動を静め整理する対処法」をご覧ください。

なお日常生活で支障を来たしていなければ障害とはいえません。

しかし発達障害では、成長と共にそれだけでは済まなくなってくるので、
そこから心や体の症状まで引き起こしてしまうことがあり、
早期発見と早期療育の開始が必要になります。

関連記事:adhdの症状改善に役立つ療育とは?運動療育の高い効果を解説

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「手押し車でじゃんけん」をご紹介します。

子ども達は、2人ペアになり手押し車をします。
手押し車のポイントは、前で歩く子は膝を伸ばして足首を立てておくこと、
腹筋背筋に力を入れておくこと。

後ろで足を持つ子は、足首ではなく膝や太ももの辺りを持つようにし、
ペースを前の子に合わせて歩くことです。

手押し車で移動している途中で、指導者はじゃんけんをするように
指示を出します。

子ども達はその時一番近くにいるペアとじゃんけんをします。
じゃんけんは、前の子が行います。
できるだけ多くのペアとじゃんけんができるように挑戦しましょう。

手押し車の姿勢でじゃんけんをするためには、片手を離す必要があり、
腕の力はもちろんですが、バランスをとるための体幹の力も強くなります。
前の子はお腹に力を入れて姿勢を保てるように意識しましょう。

また、ペアでの遊びであること、合図があったら近くの友達を探して
じゃんけんをすることで、社会性の発達もしっかりと促すことができます。

慣れてきたらじゃんけんに「あっちむいてほい」も追加したりしながら
たくさん遊びこんでみてください。

じゃんけんに関する運動遊びをもっと知りたい方はこちらのプログラムも参考にしてみてください。