ADHD特性によって感情コントロールが難しく、支援が必要なことがあります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

ADHD特性を持つ子ども達は、感情をコントロールすることが難しい
場合があり、周りから見たらささいと思えることでも
怒りを爆発させてしまったり、
カッとなると衝動的に手が出てしまったりすることがあります。

これは、単に本人の性格の問題ではなく、
脳の前頭前野の働きが弱いことからきています。
前頭前野がしっかりと働けば、過去の経験や情報から
総合的に判断して感情を理性的に抑えることができますが、
それが苦手なために感情のコントロールが難しくなっています。

つまり、感情コントロールが難しいのは脳の特性によるものなので、
本人の努力だけでは改善が困難ということです。

関連記事:発達障がい?感情のコントロールができない子どもの特徴・大人にも有効な対策

こどもプラスの放課後等デイサービスでは、運動あそびによる
運動療育を主軸としていますが、運動は感情コントロール力を
養うためにとても有効な方法です。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ジグザグかけっこ」をご紹介します。

床に縄やテープで幅のあるジグザグのコースを作ります。
子ども達はスタートラインに並び、スタートの合図と共に
後ろから指導者が追いかけるので、このコースの中を
コースからはみ出さないように走って逃げます。

ジグザグコースをはみ出さないように進むためには、
コースをよく見て先を読み、体の動きをコントロールする必要があります。
左右に方向転換する時には、先に下半身を切り返してから
上半身を進行方向に向ける動作になります。
これが素早くできるようになると、スムーズにジグザグに進んでいく
ことができ、巧緻性を高めることにつながります。

慣れてきたら、ジグザグの角度のきついところを作ってみたり、
コースの線をコーンを一定間隔で置いて作るのもおすすめです。
こうすると、空間認知力を強く養うことができ、身体コントロール力も
育てることができます。

子ども達に合わせて調整しながら取り入れ、コースの長さも少しずつ
長くしてステップアップができるようにしてみてください。

お問い合わせはこちら

一覧へ戻る