ADHDでは自信が持てず傷つきやすい子ども達が多くいます。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
今回はADHDの子ども達の傷つきやすさがテーマです。
ADHDの傷つきやすさと対処法
ADHDの子ども達は自分に自信がなく傷つきやすい一面があります。
人一倍繊細で、ネガティブな解釈やマイナスの思考に陥りがちです。
いつも一生懸命がんばっているつもりなのにできない、
親や学校の先生、まわりの友達から注意を受けてばかりいる。
こうした失敗経験や挫折経験などが積み重なることで
「自分はダメな人間なんだ」と思い込み、どんどん悪循環に
なっていってしまいます。
療育によって、自信が持てるように褒めたり励ましたりしながら
少しずつできることを増やしていったり、苦手を補う方法を
身に付けていけるように支援をしていくことが必要です。
関連記事:得意と苦手の差が大きい発達障害では自信をつけることがまず大切です。
傷つきやすいADHDにおすすめの運動療育
今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「スキップの途中で大ジャンプ」をご紹介します。
まず全員で自由にスキップをします。
指導者は途中で笛やタンバリンなどで合図を出します。
合図があったら子ども達は止まり、「1,2の3!」でその場で
大きなジャンプをします。
大きなジャンプをするためには、腕振りと足の振り上げが重要です。
スキップと大きなジャンプの違いがわかりにくいかもしれないので、
最初に指導者がわかりやすく見本を見せましょう。
また、スキップの途中で大ジャンプをする時は「1,2,3」の
タイミングに合わせて指導者や周りの友達と息を合わせることが大事になるので、
周囲を意識する力、社会性も養われます。
傷つきやすいADHDの子どもへのトレーニングにもおすすめです。
ジャンプの後の着地でバランスを崩してしまう場合は、
足の指先の踏ん張る力、腹筋背筋など体幹の筋力が弱いことが多いので、
日頃の取り組みの中で意識してみてください。
自信を育てられるジャンプの運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。