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発達障害の子どもは片付け・整理整頓が苦手?どんな支援が効果的?

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発達障害の子どもにとって、片付けは一筋縄ではいかない作業となることがあります。

片付けがなぜ困難になるの?支援するといっても何をしたらいいの?などと、考えたことはありますでしょうか。

うまくできないことにも理由があります。

また、できないことも少しずつできるように支援することも大切です。

この記事では、発達障害を持つ子どもが直面する片付けの課題と、それを乗り越えるための支援の方法について焦点を当てて紹介します。

発達障害の子どもは片付けが苦手?支援の方法

発達障害の子どもたちは、特性により、部屋の片付けや整理整頓が極端に困難なことがあります

これは怠けているわけではなく、特性によるものです。

片付けが困難な理由としては、以下のような特性が挙げられます。

注意の散漫

片付けの途中で気が散りやすく、他の活動に興味を持ってしまい、片付けを忘れたり、飽き足りしてしまうことがあります。

こだわりが強い

気持ちの切り替えが苦手で、一度始めた活動から別の活動への移行が難しいため、片付けに取りかかること自体が困難になることがあります。

想像力や計画性の欠如

先を見通すことが苦手で、どのように片付けを進めれば良いかを想像することが難しいため、片付けることができないことがあります。

きちんとやりたいと思っていてもできないため、学校や集団生活の場で片付けられないことを周囲から責められ、自信を失ってしまうことがあります。

いきなり自分だけで完璧に片付けるのは難しいため、支援が必要です。

これらの特性を理解し、子どもが片付けを行う際には、以下のようなサポートが有効です。

物の定位置を示す

物の定位置を明確にし、子どもがそれぞれの物をどこにしまうべきかを理解しやすくすることが大切です。

片付けを楽しい習慣にする

片付けをゲーム化するなどして、楽しみながら片付ける習慣を身につけさせることが効果的です。

子どものペースに合わせる

子どものペースを尊重し、彼らが自分のタイミングで片付けられるようにすることが重要です。

コミュニケーションを大切にする

子どもとのコミュニケーションを通じて、片付けに対する意欲を持てるように支援することが大切です。

これらのアプローチを通じて、発達障害を持つ子どもが片付けのスキルを身につけ、自信を持って日常生活を送ることができるようになるといいですね。

また、片付けが苦手な子どもに対しては、怒ることなく、ポジティブなフィードバックを与えることで、自ら進んで片付けるようになることも重要です。

上記のように、発達障害の子どもたちは、特性により、部屋の片付けや整理整頓が極端に困難なことがあります

次に、支援を通じたステップアップについて見ていきましょう。

支援を通じたステップアップ!褒めて伸ばすコツ

大切なことは、最初から完璧を目指さず、一緒に行いながら途中まででもできたら褒めて、少しずつステップアップを目指していくことです。

子どもの気持ちを大事にしながら、力を伸ばしていくことが大切です。

子どもを褒めるときには、いくつかコツがあります。

以下のコツを活用するととても効果的です。

1.具体的に褒める

子どもが何をしたのか、どのような行動が良かったのかを具体的に伝えます。

例えば「おもちゃをきれに片付けてくれてありがとう。とても助かるよ」と言うことで、子どもは自分の行動が評価されたと感じます。

2.努力を認める

結果だけでなく、努力した過程を褒めることで、子どもは挑戦することの価値を学びます。

3.ポジティブな言葉を使う

「できない」という否定的な言葉ではなく、「できるようになる」という前向きな言葉を使って励ますと、子どもの自信につながります。

4.比較を避ける

他の子どもと比較するのではなく、その子自身の成長や進歩を褒めることが大切です。

これにより、子どもは自己肯定感を持つことができます。

5.タイミングを考える

褒めるべき行動を見たら、その場で直ちに褒めることが重要です。

タイミングが適切であれば、子どもは褒められたことをより深く理解し、記憶に残りやすくなります。

これらの褒め方を通じて、子どもは自分の行動が認められていると感じ、自信を持って新しいことに挑戦する勇気を持つことができます。

また、子どもが自分の行動に対してポジティブな反応を得られると、自己効力感が高まり、より積極的に行動するようになります。

親や療育者などがこれらの褒め方を意識して実践することで、子どもの精神的な成長を促すことができます。

ここで、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムから「クモの巣渡り」をご紹介します。

まず、2本の縄を床から15㎝ほどの高さに設置します。

この2本の縄の間に両手をつき、床から離れないようにしながら、両足で横方向にジャンプして縄を飛び越します。

両手は肩幅くらに開いて、手の指は伸ばして縄と並行になるようにつき、目線は着地点に向けておきます。

着地点がわかりやすいように目印をつけておくと良いです。

転倒につながる動きですが、最初のうちは足を高く上げられなくても横ジャンプが出来ればOKです。

慣れてきたら少しずつ着地点を遠くしたり、縄の高さを少し上げて挑戦していきましょう。

「クモの巣渡り」は、楽しみながら身体を動かすことで、子どもの心と体の発達を促すとともに、日常生活での自信や自立を支える重要なスキルを身につけることを目的としています。

このような運動療育プログラムは、子どもが社会的なスキルや学習能力を高めるのにも役立ちます。

上記のように、大切なことは、最初から完璧を目指さず、一緒に行いながら途中まででもできたら褒めて、少しずつステップアップを目指していくことです。

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