ADHD, 運動療育・運動遊び

ADHDなど発達障害ではゲームなどに依存しやすく早期対処が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

今の子ども達は、家の中でゲームなどをして遊ぶ時間が多く、
発達障害の子ども達も例外ではありません。
特に発達障害の子ども達はその特性によって依存しやすかったり、
感情コントロールが難しいことがあり、途中で止められたり
自由にできないとかんしゃくを起こしたり暴力をふるうという
行動につながることもあります。

守れる範囲でのゲームに関するルールを決め、褒めながら
少しずつステップアップしていくことが大切です。
また、ゲーム以外の余暇時間の過ごし方がわからないというケースもあるので、
年齢や興味に合わせて、外遊びや家庭内での過ごし方を提案することも大切です。
子どもにあわせた方法で支援していきましょう。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「合図で前転」をご紹介します。

マットを子どもの人数に合わせて横一列に並べます。
子ども達はマットの端に横一列に並び、
両手を肩幅でマットにつき、お尻を上げて前転の準備姿勢をとります。
指導者の合図があるまでそのままの姿勢で待ちます。

そして、「3,2,1」などの掛け声に合わせて一斉に前転をします。
回転して両足で着地したら、素早く立ち上がってポーズをとるところまで
できたら行なってみてください。
隣の子とぶつからないようにまっすぐ回転するのもポイントです。

この遊びでは、前転の準備姿勢のままで待つことで普段使わない部分の
緊張筋が刺激されたり、指導者の声や周りの友達の動きに
意識を向ける力、早く前転をしたい気持ちを我慢する抑制力が養われます。

慣れてきたら合図の方法を「ネコの鳴き声がしたら」
「手をたたいたら」「男の子だけ」「先生が赤いものの名前を言ったら」
などと発展させていき、さらに強い集中力や聞く力、語意力、判断力、
相手に意識を向ける力などを育てていきましょう。