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学習障害と会話の悩み!人の話を聞き取るのが苦手な場合の対処法とは

学習障害

学習障害の子どもたちの中には、会話をすることが困難な子どもがいます。

話したいことがあっても上手く話せない、伝えたいのに伝わっていないなど、もどかしい気持ちを抱えていることがあります。

人の話を聞き取るのが苦手な場合に、スムーズに会話ができるように支援するには周囲はどうしたら良いでしょうか。

今回は、会話が苦手な学習障害の子どものつまづきポイントを理解し、どのような対処法が効果的なのかを見ていきましょう。

学習障害の子どもは会話が苦手?人の話を聞き取るのが苦手な場合の対処法とは

学習障害の子ども達の中には、脳機能に何らかの障害があり、会話をすることが困難な子どもがいます。

私たちは人と会話をするとき、相手の話を聞き取るために注意力を働かせ、そこから得た情報を記憶に留めるということを無意識のうちに行っています。

また、同じ言葉を聞いた時は文脈や相手の表情、声のトーンなどから意味を考えるということもします。

学習障害の子どもの中には、これらのことが苦手な場合があります。

会話の話題に関連する知識ながあっても、それを言葉にするのが難しく、話したいことはたくさんあるけど、どのように表現したらいいか分からず、言葉が出てこない…なんてことも多くあります。

では、保護者や教育者などはどのように関わりを持ては、学習障害の子どもの話を引き出し、上手く理解してあげることができるでしょうか。

子どもの様子をよく観察し、どんなことで伝えられずに困っているのか、つまづき(いつ・どこで・どのような)のポイントや様子を把握し、原因を探るのがいいでしょう。

1人1人異なるという視点をもち、それぞれに最適な方法を考えながら、少しずつ確実に改善を目指していきましょう。

学習障害の中でも、「聞く」ことが苦手、「話す」ことが苦手、「読む」ことが苦手、「書く」ことが苦手、「計算」が苦手など、それぞれ苦手なことが異なります。

今回は「会話」に関する内容のため、「聞く」ことが苦手、「話す」ことが苦手、の2つを取り上げて説明していきます。

人の話を「聞く」ことが苦手

つまづきのポイント

・音の違いや言葉のリズムを聞き分けるのが難しい。

例えば、「かき」が「柿」なのか「牡蠣」なのかを区別できないことがあります。

言葉のアクセントやリズムを正確に聞き取ることができず、言葉の意味を正しく理解するのが難しい場合があります。

・複数の情報を一度に処理できず、指示を理解するのが難しい

例えば、家に帰ってきた子どもに親が「手を洗って、そのあとおもちゃを片付けて、宿題をしなさい」と指示を出します。

この場合、まず何をすべきか理解できずに、どれも始めることができずに時間が過ぎてしまうということがあります。

具体的な支援策

・視覚的な支援としては、絵や図を使って、言葉や音の違いを見て分かるように示す。

また、音の違いを認識しやすくするために、ゆっくり話すことが効果的です。

話すスピードを調整して、必要に応じて繰り返し説明するなど、子どものペースに合わせたサポートを行ってください。

・1つずつ分けて指示を出す

「まずは手を洗ってきてください」 1つ目の指示が完了したら、「次に、おもちゃを片付けてください」 のように、子どもが1つのことを完了してから次の指示を出すといいでしょう。

また、短くて簡単な言葉で指示を出すことで、子どもがより理解をしやすくなります。

指示を理解しているのか確認するには、言った指示を繰り返させることが有効です。

例:「手を洗ってきてください。わかったらもう一度言ってみてください。」というように、指示の内容を自分で繰り返すことで、理解しているかを確認できます。

「話す」ことが苦手

つまづきのポイント

・言葉がでてこない、言いたい単語を思い出せない

例:好きな食べ物について話をしている状況。

「私の好きな食べ物は…えっと、、あの、、」と、食べ物の名前が思い出せずに会話を続けることが難しい。

会話が途切れてしまい、相手に伝えたいことが上手く伝えられない。

他にも、言葉が途切れ途切れになってしまったり、話が順序立っていないため、内容が分かりにくく、何を言おうとしているのか相手が理解するのに苦労する場合があります。

・正しく発音できない

特定の音を正しく発音できなかったり、発音が不明瞭で聞き取りにくいことがあります。

そのため、言葉の意味が誤解されてしまうケースがあります。

具体的な支援策

・単語が出てこない場合

ヒントを与える:例えば「好きな食べ物って何色だっけ?赤だっけ?黄色だっけ?」等と質問することで、子どもが単語を思い出す助けになります。

・言葉の流れがスムーズにできない場合

何について話すのかを確認してから話し始めるよう指導をしていく。

また、順序に従い話せるように、「はじめに」「次に」「最後に」などの話し方のパターンを練習するのも効果的です。

短い言葉や文章を繰り返し練習して、徐々に長い文章にできるように取り組んでいくといいでしょう。

・正しく発音できない場合

言語聴覚士などの専門家によるトレーニングが推奨されます。

発音の悪さの原因を探り、それに合わせたトレーニング方法を指導してもらうことで、家庭でも練習ができるようになります。

1人1人異なるという視点をもち、それぞれに最適な方法を考えながら、少しずつ確実に改善を目指していきましょう。

このように、学習障害の子ども達の中には、脳機能に何らかの障害があり、会話をすることが困難な子どもがいるということをご説明しました。

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運動療育プログラム「ターザン」遊び

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムの中から「ターザン」遊びをご紹介します。

1.準備するもの

・鉄棒

・縄(丈夫なもの)

2.縄の準備

・縄を半分に折りたたみます。

折りたたんだ縄を鉄棒の真ん中辺りにくくりつけます。

ただくくりつけるだけでは取れてしまうので、折った縄の輪の中に反対側を通してしっかりと固定します。

強く引っ張っても取れないことを確認してください。

・縄の長さは、ぶら下がったときに下につかない程度に調節します。

3.遊び方

・子どもが縄の輪の部分に足をかけます。

・両手で縄をしっかりと握り、ターザンのように前後に揺れて遊びます。

・鉄棒の高さが苦手な子でも取り組める遊びですので、縄の長さや固定の仕方を調整して、安心して楽しめるようにしてください。

4.効果

・体幹の強化

縄にぶら下がり、揺れる動作は体幹を鍛えることができます。

特にバランスを取るために腹筋や背筋が使われます。

・握力と腕力の強化

縄をしっかり握ることで、握力や腕力が鍛えられます。

・バランス感覚の向上

前後に揺れることで、バランス感覚が鍛えられます。

これは、運動能力全般の向上につながります。

・ストレス解消など

楽しい遊びは、子どもたちのストレスを軽減し、リラックス効果をもたらします。

自由に揺れて、ぶら下がる感覚を楽しむことで、運動への興味や喜びを感じることもできるでしょう。

安全に十分に配慮しながら、せひ取り入れてみてください。

こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムの中から「ターザン」遊びをご紹介しました。