運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害児の将来の自立を目指した支援が大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

忘れ物が多い、人と話すのが苦手、興味や関心の偏り
など発達障害の特徴として挙げられていることは、
程度の差こそあれ、誰にでもある特徴です。

これらの特徴が日常生活を送る上で困難を極めているのが
発達障害で、支援が必要になっています。
大きくなるにつれて、本人が自分の力で解決していかなければ
いけないことが増えてくるので、
小さいうちからの療育による支援が大切です。

こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ぶら下がり人形投げ」をご紹介します。

まず、小さいコーンに手人形をかぶせた物を鉄棒の前に置きます。
鉄棒の少し後ろにはフープを置いておき、
子どもはその中に立ったら鉄棒を逆手に持ち、
腕を曲げてぶら下がります。

そして、人形を両足で挟んで持ち上げたら
鉄棒の前にいる指導者に、足で投げて渡します。
足の力で投げるだけでも、体を前後に振って
反動をつけてから投げても良いです。

まだ足や腹筋の力が弱くて、自分の足で人形を取って
持ち上げることが難しい子には、
指導者が人形を足の近くまで持って行って渡し、
受け取る時も近くまで行って受け取るようにします。

人形を足で投げられるようになったら、
どんどん遠くに投げられるようにしたいので、
前方に目標物や目印を置いて投げてみたり、
誰が一番遠くまで投げられるか、友達と競争をしてみましょう。

また、人形を投げる位置にカゴを置いておき、
その中に人形を入れるという遊び方もあります。
これも慣れてきたら、近くのカゴは何点、遠くのカゴは何点と
点数制にして競争にすると、とても盛り上がって遊べます。
競争遊びにすると、子ども達が本気で限界までがんばることが
できるので、力の発達も促すことができ、
友達との仲間意識も高まってくるのでおすすめです。

人と一緒に活動することが苦手な子も多いので、
無理せず少しずつなれていくことができるよう
配慮しながら、まずは楽しく遊べるようにしていきましょう。