自閉症スペクトラム, 運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

聞く力の弱い自閉症の子には伝え方に工夫が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害のある子どもの聞く力をテーマに記事をお届けします。

発達障害・ASDに見られる聞く力が弱い特性

たとえば、発達障害の中でも、ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達は、
人の話に注意を向けて聞くことがとても苦手と言われています。

他人の話に興味が持てず、自分のことばかり話しがちなのが特徴です。

また耳からの情報を認知する力が弱く、正確に話が伝わりづらいこともあります。

急に話しかけると違うことに意識がいっていて
聞いていないこともあります。

まず「先生がお話します。聞いてね。」などと
こちらに注意を向けてから話すことがポイントです。

ただ、1人1人言葉の発達度合いや理解度に差があるので、
その子に適した声掛けや指示の仕方を見つけることが大切です。

自閉症のことをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

聞く力をはじめ発達障害の子どもの生きる力を養う運動遊び

こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「腕曲げ我慢ゲーム」をご紹介します。
鉄棒に逆手で肘を曲げてぶら下がります。
膝も曲げて体を小さくします。

この状態で、誰が一番長くぶら下がっていられるか競争をします。
腹筋が弱いと足を持ち上げることができません。
また、顎を開くと腹筋に力が入りにくいので、
顎を閉めて腹筋に力を入れることを意識します。

競争は苦手な子もいるので、段階に応じて取り入れ、
楽しく参加できることを大切にしましょう。

関連記事:「腕曲げ我慢ゲーム」で逆上がりに必要な力を育てます。