コミュニケーション能力を育てるのに運動療育は効果的です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

私たちが日々行なっている「人との会話」は、
意識はしていませんが実はとても高度な作業です。

コミュニケーション能力を上げるのに療育が効果的

会話の中には、慣用句やこそあど言葉、
皮肉、推論、ほのめかし、誇張、仲間言葉などが
使われることが多く、それらの言葉のニュアンスを
短い時間の中でつかみ、相手の声の調子や表情、
前後の脈絡などとも合わせて考えながら
返す言葉をタイミングよく選択しなければいけません。

雑談などでは特にこうした要素が強く出るので、
さらに難易度が高くなります。

なので、言葉の裏を読んだり、相手の表情を
読み取ったりすることが苦手な特性を持つ
発達障害の子ども達にとって日常会話は
とても難しいことで、周囲の人の配慮やサポートが
必要になります。

また、そうしたストレスや困り感をうまく表現できない子も
いるので、丁寧なサポートが大切です。

療育で運動あそびを行う中でも、コミュニケーション能力を
高める働きかけはしやすいので、
1人1人に合わせた関わりで無理なく力をつけ、
本人の生きやすさにつなげていきましょう。

コミュニケーション能力を養う運動療育プログラム

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「シルエット〇×グーパー」をご紹介します。

動物や果物、乗り物などの絵をシルエットで描いた
シルエットカードを複数用意します。
そのカードを使った〇×ゲームをします。

カードを見せて、「これは△△です。〇や¥か×か?」
〇だと思ったら、両手と両足を伸ばして横に広げたパー、
×だと思ったら、両手を曲げて胸に付け
両足は閉じたグーの姿勢になります。
もし手足同時に動かすことが難しい場合は、
手だけ、足だけでも構いません。

慣れてきたら、シルエットを人が何かの動作をしている絵に
してみると、相手の気持ちを考えたりする力の
育ちにもつながるのでおすすめです。
簡単すぎても難しすぎても楽しめないので、
子どもに合わせて調整しながら取り入れてください。

ほかにもコミュニケーション能力を鍛えられる運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

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