発達障害, 運動療育・運動遊び

療育では前向きにがんばる力を育て成長につなげていきます。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

私たちには誰にでもできることとできないことがありますが、
特に子ども達は、生まれたばかりの時は
ほとんど何もできない状態から少しずついろいろなことが
できるようになって成長していきます。
なので、できないことに対して前向きにがんばっていけるかが
子ども達の成長の過程ではとても大事です。

私たちの脳は、大人も子どもも、障害があってもなくても
基本的には報酬系で動いています。
何かがんばったことに対して評価されると
またさらにがんばることができるものです。
そうやって、何かを達成する喜びを自分で見いだせると
その後の様々な成長にもつながります。

結果だけでなくそこへのプロセスをより重視して、
子ども達をたくさん褒めてあげながら
成長発達を促していきましょう。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムから、
「三角コーンの積み重ね」をご紹介します。

子どもは体育座りのように膝を曲げて床に座り、
両手は肩幅で体の後ろについておきます。
子どもの前には三角コーンをいくつか置いておき、
この姿勢で両足でコーンを挟んで持ち上げ、
1つずつ積み重ねていきます。

慣れてきて、できそうな子は両手をつかずにやってみたり、
決められた時間内でいくつ積めるかで
友達と競争してみたり、
小さめのカップを使って挑戦してみるなど
いろいろな遊び方ができます。

足を使って行うことで、足を持ち上げるための
腹筋や大腿四頭筋が鍛えられます。
また、足先は体からの距離が遠いので、
足先を使って行うことで空間認知力も養われます。
腹筋や太腿の筋肉は、良い姿勢を保って座るためにも
重要な筋肉なので、生活面や勉強面でも役立ちます。

子ども達に合わせて、楽しく取り入れてみてください。

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