発達障害で運動機能の発達につまづきのある子はたくさんいます。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害を持つ子ども達の中には、運動発達がゆっくりだったり、
運動機能の獲得の中でつまづきのある子がたくさんいます。
姿勢を保持することが苦手、協調運動が苦手、
タイミングよく動くことが苦手、力加減をコントロールするのが苦手
など、子どもによって様々な苦手やつまづきを持っています。
これらは体を動かすことでしか身につけていくことが
できない力です。
そのため、運動が嫌いだったり苦手意識を持っている子どもでも、
楽しく参加したくなるような運動療育であることが大切です。
子ども達それぞれのニーズに合った療育で、個々の力を
高めていきましょう。
関連記事:運動が苦手なアスペルガー症候群でも遊びながら改善!運動音痴の問題と克服方法
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「色分けすずめポイントジャンプ」を
ご紹介します。
まず両手で鉄棒を握って跳び乗り、肘を伸ばしたら
顔を上げて前を見ます。
足も閉じてまっすぐ伸ばしておきます。
そこから足を前後に大きく振って反動をつけ、
タイミングよく後ろにジャンプして両足で着地します。
着地点の辺りには4色ほどの線を5~10cm間隔で
つけておき、まずは線を意識して着地する練習をします。
慣れてきたら、ジャンプする前にどの色に着地するか
宣言してからやってみましょう。
また、ポイントとして子どもが大きく足振りができているかを
よく見てください。
足振りが小さいと、後ろに大きく跳ぶことができず
鉄棒に顎や歯をぶつけてしまうことがあります。
その場合は、子どもの胸に手を当てておき、
ジャンプのタイミングで少し後ろに押してあげるようにしたり
ジャンプの時に鉄棒を押すように意識させてみたりしながら
練習していきましょう。
まずは大きなジャンプよりも、狙った位置に正確に
着地することが大事です。
そのためにも、慣れたきたらポイント制にして
個人やチームで競争にしてみても良いと思います。
子ども達の様子に合わせて、楽しく遊んでみてください。