運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害では早期療育で症状改善やスキルの習得を促すことが大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害の特性を持つ子ども達は、幼いころから様々な特徴が
見られます。
・言葉の発達の遅れ
・落ち着きがない
・コミュニケーションの苦手
・学習、睡眠、食事など生活面での問題
・切り替えが苦手
・体の使い方が不器用
など、これらの特徴が一時的ではなく継続的に見られる場合は
発達障害を持っている可能性があり、必要に応じて適切な療育支援を
行なう必要があります。

関連記事:【ADHD・ASD】手先の不器用さをもたらす発達障がいと改善に導く方法

こどもプラスで行なっている運動療育では、運動あそびに
様々な要素をプラスし、それぞれが必要としているスキルの習得に
つなげていきます。

教室で提供している運動療育プログラムの中から
「2人で救急車片足クマ」をご紹介します。

子ども達は2人ペアになります。
できるだけ体格や運動能力が同じくらいの子でペアになるのが
良いです。

そして1人が四つんばいから膝とお尻を上げたクマ姿勢になり、
片方の足だけを後ろに上げます。
もう1人はその片足を両手で持ち、手押し車のイメージで
前の子が進むペースに合わせて一緒に歩いていきます。

前の子は、両手→片足→両手→片足というように進むので
後ろの子はしっかり動きを見てスピードを合わせることを
大事にしてください。
2人の息が合わないとスムーズに進めないだけでなく、
怪我にもつながります。
最初に良い見本と悪い見本を見せておくことや、
足を下ろす時のタイミング、声掛けの仕方なども
一緒に確認しながら行なってみてください。

自分のペースで動くのではなく相手のペースに合わせて動く
ということが社会性を育てるとても大事な要素です。
ただ、発達障害の子ども達にとっては苦手な部分なので、
少しずつ学んでいけるように一人ひとりのペース、やり方を
大事にしましょう。

慣れてきたら、ペアを変えてみたりアレンジを加えてみたり、
できる範囲で少しずつレベルアップを目指してみてください。