発達障害では自由に過ごせる自由時間が苦手な場合があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

今回のテーマは、発達障害の子ども達が苦手とする自由時間です。

発達障害で自由時間が苦手になるのはなぜ?

多くの子どもにとって自由時間は嬉しい時間です。

しかし、発達障害の子ども達にとっては、何もすることがなかったり、
何をすればよいのかわからなかったりする時間は戸惑ったり
苦痛に感じることが多く、自由時間は苦手なことがあります。

  • さまざまな情報から何をすべきか適切な判断ができない
  • 終わりが見えないからどう行動して良いかわからない
  • 一人ですることがわからない
  • 意欲をもって取り組める興味のあることがない

などが理由で、自由時間を過ごすのが苦手になっていると考えられます。

自由時間を好きになってもらうには、完全に自由にするのではなく、選択肢を与えたり、時間を区切ったりするなど、工夫することがポイントです。また、興味や関心の幅を広げる働きかけも、普段から意識しておくと良いかもしれません。

子ども達が毎日の生活を安心して過ごせるように
個々に合わせたサポートをしていきましょう。

発達障害による自由時間の苦手を乗り越える運動遊び

私たち「こどもプラス」の放課後等デイサービスでは、発達障害の児童に運動を取り入れた療育サービスを提供しています。

遊びを取り入れた運動で、子ども達の活動意欲を高めます。また、体を動かすことで、脳の活性化につながり判断力も鍛えられるでしょう。

苦手な自由時間をうまく過ごせるようになるきっかけになります。

今日は運動療育プログラムから「横ジャンプ移動」をご紹介します。

子ども達は数人ずつ横一列に並び、体を横向きにしたら肘を曲げて
体の横に付け、ステップを踏むようにして横ジャンプでまっすぐ進みます。

もし途中で曲がって進んでいってしまう場合には、
足元にテープなどでコースを作って行います。

この時、目線が足元ばかりにいってしまわないように声掛けをしてください。

顔の向きは進行方向ではなく正面を向いたまま進めるように、
最初のうちは指導者が子ども達の前で向かい合って
見本を見せながら行うのも良いでしょう。

「横ジャンプ移動」で鍛えられるのは巧緻性です。巧緻性は、体を思い通りに動かす力のことです。

手や足を器用に動かせない、発達障害の子どもは多くいます。巧緻性を養うことは、脳の発達につながります。

脳を鍛えることで、自由時間に何をすべきか考える力も身に付いて行くでしょう。

慣れない「横ジャンプ移動」をすることで、巧緻性の獲得を期待できます。コースを工夫したり他の動作をプラスしたりしながら、楽しく継続していけるように工夫してみてください。

ジャンプに関する運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムも参考にしてみてください。

 

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