発達障害, 運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害による感覚過敏には多くのパターンがあり個々への対処が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害の子ども達の中には感覚過敏を持つ子が多くいます。

感覚過敏がある発達障害の子どもの特徴

聴覚過敏では、必要な音だけを選択して聞くことが苦手なので
学校の教室で先生がみんなに向かって話している声が
近くで怒鳴られているように感じたり、
2つ隣の教室で誰かが椅子を引く音や鉛筆を落とした音が
気になって授業に集中できなかったり、
人の多いお店などでは音が多すぎて隣の人との会話も成り立ちません。

視覚過敏では太陽光や電気がまぶしくて痛さを感じるほどだったり、
白い紙に黒い字が書いてあると白が明るすぎて文字が
見えなかったり、気になる部分だけがクローズアップされて
見えることで何かに異常に恐怖心を抱いたりします。

他にも味覚や嗅覚、触覚の過敏さなど1つではなく複数の
感覚に過敏さを持っていることが多くなります。

また、こうした子ども達は一度見たものや経験したことを
強く記憶することが多く、その場所には二度と近づかなかったり
突然記憶が蘇ってパニックになったりすることもあります。
それぞれにあった工夫や対策をし、サポートしていくことが必要です。

感覚過敏がある発達障害の子どもにオススメの運動遊び

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「ジグザグ動物歩き」をご紹介します。

ビニールテープや大縄などで、幅のあるジグザグの道を作ります。
幅の広いところや狭いところを作っておきましょう。

まずはこのコースの中をジグザグに歩いて進んでいきます。
次からは、クマ歩きや片足クマ歩き、カエルやカンガルーなど
いろいろな動物の動きで進んでみてください。

スムーズにできるようになったらアレンジをしていきますが、
コースの幅を狭くしたり、コースの線をコーンやカップなどで
作ってみると、空間認知力や身体コントロール力、
イメージ力などを強く養うことができます。

いろいろな動物の動きやアレンジ遊びに挑戦し、上達を目指しましょう。