発達障害, 運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

最近は足裏が未発達な子が多いので、運動療育で発達を促します。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

今回は発達障害で、足裏が未発達な子どもの問題をテーマにします。

足底が過敏な発達障害の子ども達

現代の子ども達は、運動不足や生活環境の変化などによって
足裏の発達が遅れている子がとても多くなっています。

特に足の指先を使うことが減っているので、踏ん張りがきかず、
体のバランスをとるのが苦手で転びやすかったり、
まっすぐ歩くことが苦手だったりします。

足裏をはじめ体の感覚が過敏だと、発達障害ではないかと疑われることがあります。

足底が人よりも敏感だからといって、発達障害であるわけではありません。

しかし、自閉スペクトラム症の中には、感覚に特性があり、何らかの理由でつま先歩きをする子どもも多くいるようです。

足底の発達が遅れている、もしくは、特性があると、運動の場面だけでなく日常生活でも大きく影響してきます。

支障がないようにするには、小さい頃からできるだけ裸足で生活させたり、
走ったりジャンプしたりする遊びをたくさんしておくことが大切です。

足裏が過敏な発達障害の子どもには運動遊びがおすすめ

足裏が過敏な発達障害の子どもには、運動を取り入れた療育活動を推奨します。

足をしっかりと使うことで、足裏の感覚を鍛えてます。

今日は、運動療育プログラムの「坂道スキップ」をご紹介です。
坂道をスキップしながら登っていく遊びです。

屋外の坂道を使っても、屋内で坂を作って行なっても良いですが、最初から坂が急すぎたり距離が長すぎると、転んで怪我をしたりすぐに疲れて嫌になってしまうので、調節が必要です。

坂道スキップのポイントは、腕を大きく振ることと、足の親指で地面を
しっかり蹴ることです。

坂道なので平地でのスキップよりも強く地面を蹴り上げることが
必要になります。

そして、重力に負けて体が横にブレやすいので、
腹筋背筋に力を入れて行なうことも大切です。

競争ではないので、一定のリズムで高くジャンプをして
進むことを大事にしましょう。

また、苦手な子は片足ケンケンから始めたり、上手な子や指導者と
手をつないで練習しながら、少しずつ上達を目指せるようにします。

足裏や足回りの筋肉を鍛えるなら、こちらの運動遊びもおすすめです。あわせてご覧ください。