2017年02月27日
記憶力に特徴のあるASD。メリットデメリットの理解も大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASDの人達の中には、驚異的な記憶力や異常なまでの集中力を
持っている人が多いと言われています。
通常私達の脳は、五感から入ってくる情報を必要なものと
そうでないものに自動的に振り分け、
興味のないことはすぐに忘れてしまったり、
印象が強かった映像や興味のあることはいつまでも記憶に残ります。
こうすることで重要な情報を取り出しやすくしていますが、
ASDの人達は目で映像として見た物を忘れることができないので、
いつまでも記憶に残る長期記憶の量が膨大です。
それは、良い記憶も悪い記憶も同じなので、
辛い記憶もいつまでも忘れることができず苦しんでしまうこともあります。
療育では精神的なケアもしながら、子ども達の成長発達を助けていきましょう。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供する運動療育プログラムから
「カンガルー高鬼」をご紹介します。
鬼(指導者)も子ども達も、カンガルーに変身します。
子どもは、鬼よりも高い位置に逃げればつかまりません。
逃げる時に、速く進みたくてつい足が離れてしまいがちなので、
両膝の間にハンカチなどを挟んでおくと良いかもしれません。
足が閉じれるように、子ども達の様子によっていろいろ調整してみてください。
そして、鬼ごっこでは人に強く意識を向けることで社会性も養われます。
楽しいアレンジやルール設定で、たくさん遊びこんでいきましょう。
