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ダウン症の療育プログラム!運動支援のポイントについて!

ダウン症

ダウン症の子どもたちには運動が苦手な子が多いことがありますが、どのような背景があるのでしょうか。

運動能力の発達はゆっくりではありますが、療育プログラムにより楽しく体を動かし、基本的な運動能力を身につけることができるようになります。

今回は、ダウン症の子どもの運動支援のポイントについてや、こどもプラスの放課後等デイサービスの運動療育プログラムなどを詳しくみていきましょう。

ダウン症の子どもに運動支援は必要?

ダウン症の子どもたちは、全体的に筋肉量が少なく筋緊張が低く平衡感覚が弱いため、運動支援が非常に重要です。

そのため、つかまり立ちや歩き始めが遅れる傾向にあります。

その後も運動能力の発達はゆっくりと進んでいきます。

このような背景から、筋肉や平衡感覚が弱いダウン症児には、運動支援が非常に重要です。

ダウン症の子どもの運動支援のポイント

1.筋力強化

筋肉量が少なく、筋力が弱いことが多いため、筋力を強化する運動が効果的です。

例えば、スクワット、軽いウエイトを使ったトレーニングなど。

2.平衡感覚の向上

平衡感覚が弱いため、バランスを取る力を強化することが重要です。

バランスボードやトランポリン、片足立ちの練習など。

遊びを通じてバランスを取る練習を取り入れることも効果的です。

3.協調運動の発達

手足の協調運動が苦手なことが多いため、協調運動を発達させることが必要です。

ボールを使ったキャッチボールや、ダンスやリズム運動など。

これらの活動を通じて、手足の動きを連携させる能力を高めます。

4.持久力の向上

持久力が低いため、持久力を向上させることが必要です。

ウォーキング、水泳などの有酸素運動など。

日常生活で簡単に取り入れられる運動としては、朝晩に簡単なストレッチを行うなどもいいですね。

簡単な運動ですが、柔軟性を高め、筋肉の緊張をほぐす効果があります。

また、公園で自然に遊ぶことなども良い運動となります。

滑り台やブランコ、砂遊びなどを通じて自然に体を動かしたり、家族で散歩をするのもいいでしょう。

楽しく続けられる運動を選ぶといいでしょう。

これらを実施する場合は、専門家との連携もとても大切です。

運動制限のあるダウン症の子どももいると思うので、医師、理学療法士や作業療法士などの専門家と協力をして、個々の発達状況に応じた最適な運動支援プログラムを作成・実施することが大切です。

日常生活で必要となる基礎的な能力を身につけるために、楽しみながら体を動かす運動療育プログラムが役立ちます。

このように、ダウン症の子どもたちは、全体的に筋肉量が少なく筋緊張が低く平衡感覚が弱いため、運動支援が非常に重要です

次に、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動療育プログラム「めだか走り」をご紹介します。

関連記事:ダウン症児は運動が苦手な子が多く個々に合った支援が必要です。

運動療育プログラム「めだか走り」

こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動療育プログラム「めだか走り」をご紹介します。

方法

①両手をまっすぐ前に出し、胸の高さまで上げたら手の平を合わせます。

②先ほどの手を維持したままで走ります。

通常の腕を振る走り方とは異なり、腕が前に固定されることで体のバランスを取る力がより刺激されます。

指導者の後を追って走ったり、自由に走りながら遊ぶことで、運動量を稼ぎつつ楽しく遊びながら運動能力を高めていくことができます。

この運動は、準備するものなく手軽に実施できるのでとてもおススメです。

このような運動を通じて、ダウン症の子どもの個々に合った支援を行うことが大切です。

運動制限がない場合には、運動遊びを通じて基礎力を養うことも有効です。

こどもプラスの放課後等デイサービスの運動療育プログラムでは、難易度の調整が容易で、子ども一人ひとりの発達段階に合わせたサポートが可能です。

専門家と連携しながら、子どもたちのニーズに合わせた適切な支援方法を提供できるようにしていきましょう。

こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で提供している運動療育プログラム「めだか走り」をご紹介しました。

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