療育は焦らず子どもに合わせることが効果を高め将来につながります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害のある子ども達は、私たちが思っている
以上に大変な思いをしながら生活をしていると思います。
見た目では障害とわからず、例え診断名がわかっていても
その特性はなかなか理解されにくいこともあります。
子ども達の生き辛さを軽減し、毎日の生活が送りやすくなるように、
将来安心して自立した社会生活ができるように
早いうちからの療育活動はとても重要です。
ただ、焦って周囲や本人ががんばりすぎてしまったりすると
途中で息切れがして続けられなくなってしまったり、
本人の気持ちが置き去りになって
空回りしてしまうこともあります。
それは子どもにとってプラスにならないどころか
マイナスになってしまう可能性もあるので、
いつも子どもの気持ちに寄り添いながら
焦らずその子のペースに合わせて進めることが大切です。
放課後等デイサービスの教室がただ療育を受けるだけの
場所ではなく、安心して過ごせる子ども達の居場所でも
あることを大事にしながら、教室作りを考えることが大切です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「スキップ氷鬼」をご紹介します。
いわゆる氷鬼を、スキップで行います。
走って行なう鬼ごっこでは衝突事故が起こりやすいですが、
スキップで行なうことで衝突事故は起こりにくくなります。
終始スキップで行いますが、
楽しくて興奮してきたり、鬼に捕まりそうになると
つい走ってしまいたくなります。
そんな時も走らずに、スキップで行なうようにします。
ルールを守るということも、社会性を育てるという面で
とても重要なポイントです。
鬼ごっこは、鬼と自分との距離感や位置を常に把握しながら
他の友達も見て逃げる方向やタイミングを決めて
瞬間的に動く必要があり、とても頭を使う遊びです。
集中力、判断力、空間認知力、瞬発力、
そして社会性が大きく育てられるので、
子ども達の様子にも合わせながらぜひ取り入れてみてください。