運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害児は感情コントロールが苦手で適切な関わりが必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害を持つ子ども達の多くは、感情のコントロールが
苦手で、それが問題行動につながることも多くあります。
そのため、周囲の大人はなるべく感情を抑えて
おとなしくさせようとしがちになります。

しかし、人間なので感情が出るのは当たり前のことで、
定型発達の子どもでも小さいうちはわがままを言って
泣いて暴れることがあります。
無理に感情を抑え込もうとすると
子どもの大きなストレスになり二次障害の原因に
なることもあるので、抑え込むのではなく
年齢に応じた感情の出し方を身に付けさせてあげることが
大切なことです。

不満はうまくかわしたり、興奮をおさえながら
ある程度付き合ってあげるなど、接し方がわかると
お互いに楽になり、生活もスムーズになってくることが
多いので、子どもに合った方法を探っていくことが大事です。

関連記事:発達障がい?感情のコントロールができない子どもの特徴・大人にも有効な対策

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムから
「ウシガエルの線路上進み」をご紹介します。

ビニールテープなどで、幅20センチほどの
線路を作ります。
子どもは足を開いてしゃがみ、両手をパーにして線路の
中につきます。
足はジャンプしたら線路の外側につきますが、
足の着地位置は手の横か手よりも前になるように
意識して行いましょう。

気をつけるポイントは、
手を指先だけでなく手のひらまでしっかりつくこと、
顎を開いて前を見ること、
手と足が同時にジャンプしないように
手→足→手→足の順番に進むこと、
足を手よりも前につけるようにすることです。
これらを意識することで、
腕の支持力、身体コントロール力、協応力、バランス力、
リズム力などをしっかりと育てていきます。

最初は見本を見せながら手足をつく位置を伝え、
動きにくい子には隣で一緒に行いながら
少しずつ上達を目指してみてください。

ウシガエルは手よりも足を前に出すことで
腕の支持力が強く育つ動きですが、
まだ腕の力が不十分な状態で行なうと顔から転んで
危ないので、1人1人の段階に合わせて行なってください。