発達障害では様々な原因で体調不良になりやすい場合があります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
今回は発達障害で体調不良になりやすい問題がテーマです。
発達障害は体調不良になりやすい?
発達障害を持つ子ども達の中には、体調不良になりやすい、
いつもなんとなく体調が悪いという子がいます。
たとえば
- 朝目覚めてから何だか体がしんどそう
- 食欲がない
- 疲れやすい
- 寝つきが悪く、日中はボーっとしている
などの行動が見られます。
体調不良になる原因は1つではありません。
感覚過敏の特性や、自律神経のコントロールが難しいことなどが
体調不良につながることがあります。
周りの生活音が気になったり、友達とのコミュニケーションがうまくイライラしていたり、日常生活での周囲の環境や他人との関係が影響しているかもしれません。場合によっては、、体幹の弱さや姿勢の悪さも体調を崩す要因になっていることもあります。
体幹の問題は「なぜ発達障害(ASD・ADHD)だと体幹が弱い?3つの理由と改善策」をご覧ください。
寝込むほどではないけれど常に体調が良くない状態が続くのは、
体にも心にもストレスになります。
好きなことに取り組める時間を増やしたり、
日中適度に体を動かす、生活習慣を整える働きかけなど、
その子に合った方法を考えていくことが大切です。
体調を崩しやすい発達障害の子どもには運動遊びがおすすめ
体調を崩しやすい発達障害の子どもは、運動遊びがおすすめです。遊びを取り入れた運動療育により、子どもの体力を養います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「川の途中でタンバリンタッチジャンプ」を
ご紹介します。
2本の縄を床に並べて、幅30cmほどの川を作ります。
この川をジャンプして跳び越えますが、ジャンプの途中で
横で指導者が持っているタンバリンをタッチしてから着地します。
タンバリンを出す位置は、子どもの頭より少し高い位置に
出すようにしてください。
ジャンプは両足を揃えたジャンプで行うことが大事です。
タンバリンに気をとられると足への意識が薄くなって
しまいがちなので、しっかり声掛けや見本で伝えておいてください。
この遊びでは、跳び箱を跳ぶ時の空中姿勢につながる力を
育てることができます。
また、跳びながらタンバリンをタッチすることで
2つの動作を同時に行なう力も養われます。
慣れてきたら大きなジャンプで挑戦したり、
タンバリンを右手だけでなく左手でタッチしたり、
両手同時にタッチするなど少しずつ難易度を上げながら
遊んでみてください。
体を強くする運動遊びをもっと知りたい方は、こちらのプログラムもおすすめです。