学習障害は就学後に見つかることが多く早期の支援が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害の1つであるLD(学習障害)では、先天的な脳機能の
偏りから様々な症状、困り事がありますが、
根本的な治療法はまだ見つかっておらず、困難を軽減したり
将来を広げるための療育的な支援が必要になります。
しかし、学習障害は知的な遅れが見られないことや、
学習面での遅れが出てきて初めて気付くことが多いので、
見つかる時期はどうしても小学校入学以降が多くなります。
学習障害だとわかった段階で、本人はすでに多くの困り感を感じている
状態なので、少しでも早く適切な支援や関わりをしていくことが大切です。
こどもプラスの放課後等デイサービスでも、その子に合った
療育支援を提供しながらサポートしていきたいと思います。
今日は、こどもプラスの教室で提供している運動療育プログラムから
「しりとり大縄跳び」をご紹介します。
大縄跳びをしながらしりとりをして遊びます。
一定のリズムでジャンプをしながらしりとりをするのは難しく、
ジャンプのリズムが崩れたりなかなか答えが出ないことがありますが、
この遊びが上達すると思考の柔軟性が身につきます。
縄はゆっくり回すようにして、答えが出なければ一度縄を止めて
答えを言ったらまた再開しても良いです。
あまり答えが出ないようなら、違う言葉にします。
しりとりは相手がどんな言葉を言うのか予測ができないので、
その都度答えを考える前頭前野の力が必要になります。
繰り返し行なうことで記憶を引き出す力や集中力も
強く養っていきましょう。
こうした能力が育つことで日常生活面でも効果が見えてくるので、
子どもに合わせて縄を回す速度やしりとりの回数など
難易度を調整しながら、まずは楽しく遊べるようにしましょう。