運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

発達障害の子ども達のスムーズな切り替えにはその子に合った方法が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害の子ども達は、物事の切り替えが難しいという特徴から、
周囲のサポートによって園や学校、放課後等デイサービスでも
活動をしていく必要があります。
遊びやその子が好きな活動からの切り替えは特に難しく、
子どもにあわせた方法を模索していくことが大切です。

例えばいつも砂時計やタイマーを使って行動を促していると、
命令だけの道具になってしまうので、子どもはそれを見ただけで
怒り出すようになってしまうことがあります。
おやつや好きな遊びの前にも使うことで、それを防ぐことができる
場合があるので、試行錯誤を重ねていくことも時には必要になります。

今日はこどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの中から「回転いじわる縄跳び」をご紹介します。

ビニールテープで床に四角をかいておき、子どもはその中に入って
はみ出さないように伝えます。
そして四角の中で大縄跳びを跳びますが、その時ジャンプをしながら
体を一回転させます。
さらに、いじわる縄跳びなので時々途中で縄を止めます。
縄が止まったらジャンプはしません。

床の四角からはみ出さないように回転ジャンプをしながら、
回っている縄の位置を把握し続けることが大切です。
回転することに意識を向けすぎてしまうと、縄が止まったことに
気付けなかったり、縄に引っ掛かってしまいます。
反対に縄にばかり意識を向けていると、四角からはみ出してしまいます。

リズム良く一定の場所で跳ぶ、回転しながら跳ぶ、縄の動きを見て
タイミングを合わせる、という複数の動作を組み合わせることで、
巧緻性や調整力が養われ、体を器用に動かす力や柔軟な思考が身に付きます。

苦手な子には、縄を一回転させずに足元で左右に揺らす小波跳びで行なったり、
縄を子どものジャンプに合わせて回すようにしながら
少しずつ上達を目指すようにしていきましょう。

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発達支援に特化した放課後等デイサービスを全国190教室以上展開する「こどもプラス本部」は、筑波大学大学院博士課程修了・柳澤弘樹博士(体育科学)の研究成果を基に設立されました。
身体活動と脳機能に関する研究を行い、発達障がいのお子様向けの運動プログラム開発に貢献しています。

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発達障がいのお子様向け放課後等デイサービス・児童発達支援 - こどもプラス
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