柔軟な思考を身に付け生活しやすくなるように療育支援が大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害特性を持つ子ども達の中には、一度覚えたことを変更するのが
極端に苦手という特徴のある子が多くいます。
朝起きてから家を出るまでのルーティン、目的地までの道順、
靴の置き場所などにこだわったり、
学校へはこの帽子を被っていく、この場所に来たら必ず水遊びをする
などのマイルールをどんな状況でも守ろうとします。
できなければパニックやかんしゃくにつながるので、適切な対処が必要です。
成長と共に少しずつ考え方が柔軟になったり、インプットした情報を
書き換えたりできるようになってきますが、
その特性を良い方向に伸ばしながら臨機応変に対応できる力も
少しずつ身に付けていけるように療育支援が大切です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「シルエットグーパー」をご紹介します。
事前に、果物や野菜、動物などのシルエットカードを作っておきます。
そしてそれを見せながら〇×ゲームをします。
答えが〇だと思ったら、両手を伸ばして上に上げ、
足も開いて「パー」の姿勢になります。
×だと思ったら、両手を曲げて胸に付け、足を閉じる「グー」
の姿勢になります。
シルエットにする絵は、今子ども達が興味を持っているものや
季節やイベントなどに関連付けるのもおすすめです。
簡単すぎるとおもしろくないので、慣れてきたら難易度を上げます。
例えば、人が掃除機をかけているところや、水を飲んでいるところなど、
人が何かの動作をしているシルエットにすると、
シルエットを見て、その人の動作や気持ちを考えることで、
日常生活の場面で相手の気持ちを察したりする力が育ってきます。
いろいろな種類のシルエットを作って繰り返し楽しく遊び、
イメージ力や判断力、コミュニケーション能力などを養っていきましょう。