睡眠障害の併発が発達障害症状悪化にもつながります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASDやADHDのある子ども達の中には、
睡眠障害を合併している子がとても多くいます。
寝つきが悪かったり、眠りが浅く夜中に何度も
目がさめてしまうことで慢性的な睡眠不足に
なってしまいます。
そうすると、すぐにイライラしたり
感情コントロールがしにくくなり、
多動が増える、集中力が続かないなどの
症状が強く出てしまうことになるので、
日中の問題行動も多くなってしまいます。
逆に言えば、睡眠不足が軽減することで
発達障害の症状も軽くなることがあるということ
なので、そうなれば療育の効果も高まりますし、
子ども自身の体調なども良くなってきます。
今後の心身の成長のために、少しでも早く
睡眠不足が解消できるように
私たちもサポートができればと思います。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムの中から
「障害物ギャロップ」をご紹介します。
ギャロップは、片方の手足をリズム良く動かしながら
ジャンプして進んでいくスキップの前段階の動きです。
主に下半身の筋力向上やバランス力、リズム感などの
向上につながります。
ギャロップの動きがスムーズにできるようになったら、
コーンなどの障害物を使ってジグザグコースを作り、
障害物に当たらないように挑戦してみます。
障害物を避ける時にリズムが乱れやすいですが、
一定のリズムで動くことが大事です。
そのためには、リズムを脳で記憶し
それを再現しながら動くということが必要になり、
記憶の操作力が向上してきます。
そうすると、日常生活の中でも記憶を維持しながら
それを引き出して行うという作業が上達するので、
様々な場面でのスキルアップにつながります。
簡単すぎたり難しすぎたりしないように
コース設定やアレンジを工夫し、
楽しく提供してみてください。