周囲の状況に気付くのが苦手な発達障害の子ども達には個別の支援が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASDやLDなどの発達障害の子ども達は、周囲の状況を見て判断して行動する
ということが苦手なことがあります。
例えば学校で、クラスの友達が次の音楽の授業の準備をして
教室移動を始めていても、まったく気付かずに取り残されてしまったりします。
例え先生が全員に向けて移動をするように声掛けをしても、
それを自分のこととして受け止めることが難しかったり、
聞き取れなかったりすることもあります。
集団に遅れてしまったり、自分だけ取り残されてしまうのでは
本人もとても辛い思いをするので、タイミングを見計らって先生から個別に
声掛けをしてもらったり、友達に声掛けを頼むなどの対策が必要になります。
そして、療育活動によって周囲に目を向けたり自分で気付ける力を
少しずつ養っていきましょう。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「積み木拾い(複雑)」のご紹介です。
複数の色や形をした積み木をたくさん床にばら撒いておきます。
積み木以外に、カプラや他のおもちゃでも代用できます。
子どもは1人ずつ、指示された積み木を拾って戻ってきます。
指示通りの積み木を拾うためには、指導者の声に耳を傾ける力、
認知力や語意力などが必要になります。
1人1人に合わせて難易度を調整しながら指示を出していきましょう。
慣れてきたらクマ歩きやカンガルーさんで取りにいったり、
拾った積み木をそれと同じ形の箱に入れてくるようにしたり、
拾った積み木と同じ色のものを1つ言ってから戻るようにしたり、
様々なアレンジで子ども達の力を育てていってください。