発達障害の行動特性は大人になるにつれて困難が増すので早期の対処が必要です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害特性があっても、子どものうちは周囲のサポートもあり
それなりに生活ができたりします。
しかし、大人になるにつれて親や家族といった理解者と離れて
生活することが増え、ストレスや困難が多くなることがあります。
また、子どものうちは周囲も許容してくれることが多いですが、
大人になると受け入れられなくなるということも多くなります。
その結果、次第に自分に自信を持てなくなり、精神的に追い詰められて
しまうことがあるので、子どものうちからの適切な支援が大切です。
放課後等デイサービスは、発達障害の診断がなくても
療育が必要と認められれば通うことができるので、
早期の療育を提供し、子ども達を支援・サポートしていきましょう。
こどもプラスの教室で提供している運動療育プログラムの中から
「しゃがみカニ歩き」をご紹介します。
平均台の上に横向きに乗り、足を開いてしゃがみます。
両手は顔の横まで上げ、カニのはさみのようにチョキにしたら、
背すじを伸ばしてつま先立ちで横歩きをしていきます。
つま先立ちでのしゃがみ横歩きは、かなりのバランス力、
つま先の踏ん張り力が必要になります。
前向きに歩くアヒル歩きよりも難易度が高くなるので、
最初から平均台の上ではなく、平地で練習してから行いましょう。
さらにこの状態で、手をチョキにして顔の横で固定することで、
よりバランスを取る力が必要になります。
手に気を取られてなかなか進めない場合は
手は下ろしても良いので、まずは横歩きに集中できるようにしましょう。
また、バランスが取りにくい子には、必要に応じて
手をつなぐ補助をしてあげてください。
この遊びでは、バランスをとるために全身の筋力調整をします。
この筋力調整が上達すると、普段先生の話を聞く時に体を静止させて
聞くことができるようになったり、運動の場面で体を器用に動かすことも
できるようになってきます。
このように日常生活に活かすことができ、今の子ども達に不足している
力を発達させていくことができる遊びです。