自閉症スペクトラム, 運動療育・運動遊び

自閉症児への指示は端的に具体的にはっきりと行ないます。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

自閉症児への声掛けや指示は、曖昧にならないように
具体的に、そしてわかりやすく端的に伝えることが大切です。

もう少し待ってね→「あと3分待ってね」
そろそろ終わりです→「あと5回やったら終わりです」
それはしない方が良いよ→「〇〇してはいけません」
おもちゃを片付けて→「おもちゃをおもちゃ箱に入れて」
など回数や時間、場所などを明確にし、
やってはいけないことははっきりいけないと伝えます。

療育によって次第に理解力が高まり、適応できるようになってきます。

関連記事:発達障害特性で指示に従うのが苦手な子ども達には伝える側の工夫が必要です。

こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「陸上バタフライ」をご紹介します。
子ども達は、腕を広げても周りの友達とぶつからないように
間隔を空けておきます。
そして、腕を大きく回してその場でジャンプをします。
腕は伸ばして回し、両足は閉じて大きくジャンプをするようにします。

腕を回しながら跳ぶという動きは、
上半身と下半身で別々の動きをするので
慣れるまでは難しいことがありますが、
できるようになると短縄跳びの上達につながります。
腕回しとジャンプのタイミングが合うように、
ゆっくり大きな動きで練習してみてください。

短縄跳びは複雑で難しいので、最初は縄を使わずに
動きを分解して、少しずつ練習していくようにしましょう。