運動療育・運動遊び, 障がい者支援(接し方・教育を含む)

子どもの自信を育む関わりが大切です。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム

発達障害を持つ子ども達は、同年齢の子と比べると
どうしてもできないことや苦手なことが多くあります。
家庭の中ではわかりにくいこともありますが、
やはり園や学校など集団の中に入ると
本人も少しずつ気になってくることがあると思います。

全てのことが他の人と同じようにできなければ
いけないということは決してありませんが、
どうしても自分だけがうまくできないことに
落ち込んだり苛立ったりして、
自信をなくしていってしまうこともあります。

他の子と同じやり方ではなく
自分なりのやり方でできるようにしたり、
できることでカバーしていけるようにしたり、
1人1人に一番良い方法で対処していけるように
一緒に考えながらサポートをしていくことが大切です。

今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスの教室で
提供している運動療育プログラムの中から
「コウモリ予測じゃんけん」をご紹介します。

まず、鉄棒に逆さまにぶら下がり「コウモリ」になります。
そこから手だけを放して指導者とじゃんけんをしますが、
予測じゃんけんなのでこちらが何を出すのか
先にヒントを出します。
子どもはそれに勝つ手を考えて出します。

通常のじゃんけんと違って、予測じゃんけんでは
聞く力や考える力が必要になります。
この逆さまの状態では集中力や判断力が普段より
低下した状態になるので、集中力や判断力を
効果的に育てることができます。

また、逆さまの世界では見える景色の上下左右が違い、
相手のじゃんけんの手もいつもと見え方が違います。
その状況の中で、目で見た情報をいつもと同じように
処理しようとすることで、脳の客観的にみる力を
育てることにもつながります。

安全に配慮しながら楽しく遊び、
子ども達の様々な力の向上を目指していきましょう。