療育者の適切な関わりで社会性の芽生えにつながります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達に偏りのある子ども達、中でもASD傾向のある
子ども達では、遊んでいる様子を見ると
自分とものの2つの関係だけで遊んでいることが
多く、ものを介して他人と遊びを楽しむような
3つの関係はほとんど見られません。
遊びの中で社会性を育むことはとても効果的なので、
少しずつ子どもに関わりながら
子ども自身が3つの関係に気付いて
それを楽しめるように導いていくことが大切です。
1人1人の興味に合わせながら、
子ども達の力を伸ばしていきましょう。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで
提供している運動療育プログラムの
「コウモリで積み木拾い」をご紹介します。
鉄棒の少し前の辺りに積み木をばらまいておきます。
子どもは鉄棒でコウモリに変身したら両手を離して
積み木を拾い、前にいる指導者に手渡します。
拾う積み木は、色や形、数などで指定したり、
置く位置を横に広げたり少し遠くにしたりして
少しずつステップアップしてみます。
この動きをするには、腹筋と背筋が重要になります。
長くぶら下がったり遠くの積み木を拾うためには
強い腹筋背筋が必要になるので、
子どもに合わせて取り入れてみてください。
また、逆さまの状態で指導者の指示を聞いて
積み木を拾って渡さなければいけないので、
集中力や判断力なども養うことができます。
1人1人に合わせた関わりで、無理なく楽しく遊び
ステップアップしていけるようにしましょう。