子育てで乳幼児期の違和感とは?発達障害の兆候や特徴について
発達障害の子どもには、特有の兆候や特徴が見られます。
発達障害のある子どもが抱える困難は、時に保護者の違和感としてあらわれます。
保護者が乳幼児期の子育てで違和感を感じたら、発達障害の兆候や特徴なのかもしれません。
今回の記事では、乳幼児期の子育てで違和感として現れる、発達障害の兆候や特徴についてご紹介します。
乳幼児期の子育てで見られる違和感!発達障害の兆候や特徴とは?
発達障害を持つ子どもは乳幼児期の子育てにおいて、定型発達の子どもとは異なる成長パターンの兆候や特徴が見られます。
乳児期には育てにくさを感じたり、逆に手がかからないこともあります。
成長するにつれて、保護者は子どもの行動に違和感を感じることが多くなります。
発達障害の兆候や特徴には、さまざまなものがあります。
以下にいくつかの一般的な兆候や特徴をご紹介しますが、これらの兆候や特徴が見られたからといって必ずしも発達障害があるとは限りません。
それぞれの子どもの発達は個別であり、専門家の診断が必要です。
乳児期のサイン
- あまり泣かない、あやしても笑わない
- 人見知りをせず、誰にでもニコニコしている
- 感覚過敏で、ちょっとした音にも過敏に反応する
- 夜泣きが激しく、睡眠が不安定
幼児期のサイン
- 他の子と比べて一方的に話すことが多い
- 落ち着きがなく、集中力が続かない
- 一人遊びが多く、集団行動が苦手
- 指示に従わない、癇癪が強い
学童期のサイン
- 学習に困難がある(読む、書く、計算が苦手など)
- 社会的スキルや問題解決が苦手
- 日常生活のスキルが身につきにくい
これらのサインは、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ASD(自閉スペクトラム症)、学習障害など、さまざまな発達障害の特徴と重なる部分があります。
子どもの行動や反応に注意を払い、必要であれば早期に専門家に相談をすることが大切です。
発達障害の診断が早期につくこともあれば、様子見の状態が続くこともありますが、重要なのは子どもが困っているときに適切なサポートを提供することです。
発達障害のある子どもには、個別の小集団での療育や、対人スキルの発達を促す支援が有効です。
視覚的な手がかりを使ったり、子どもが安心して過ごしやすい環境を整えたりすることで、情緒的にも安定し、基本的な日常生活のスキルやコミュニケーションのスキルを獲得していくことが期待されます。
このように、発達障害を持つ子どもは乳幼児期の子育てにおいて、定型発達の子どもとは異なる成長パターンの兆候や特徴が見られます。
放課後等デイサービスでは、子ども一人一人のニーズに合わせた支援を心がけています。
次に、発達障害の子どもの運動能力と認知力を育む運動療育について見ていきましょう。
「ポイントジャンプ」発達障害の子どもの運動能力と認知力を育む
「こどもプラス」の放課後等デイサービスの教室で行われている運動療育プログラム「ポイントジャンプ」を紹介します。
まず、A4サイズくらいの大きさに切った段ボールやヨガマットなどを複数枚用意し、飛び石のように間を空けて床に配置します。
これを石に見立てて、石の上だけを両足を揃えてカンガルージャンプで渡っていきます。
足を揃えて跳ぶことで、脚力と体幹を鍛えることができます。
石の配置をランダムにすることで、跳躍時の動きのシミュレーションが頭の中で行われ、空間認知力を強く育てることに繋がります。
また、石と石の距離やジャンプの大きさ、力の入れ具合、着地時の姿勢やゴールまでの道順などを考える力も育ちます。
最初はただ渡れれば良いですが、慣れてきたら石に色をつけて
「青い色だけ渡る」「赤→青→黄の順番で渡る」
「赤は爆弾だから乗ってはいけない」
「ゴールまで4つの石しか乗ってはいけない」など
1人1人に合わせたルール設定で遊んでみてください。