発達障害での二次障害は周囲の対応で防ぐことができます。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
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発達障害での大きな問題は、周囲の誤解や間違った対応によって
本人が自信を持てなくなり、著しく自己肯定感を下げてしまった
結果起こってしまう二次障害です。
具体的には、不登校や引きこもり、適応障害、不安障害やうつ病など
多岐に渡ります。
また、思春期頃から反抗や家庭内暴力がひどくなるといった
ケースもよくあります。
早期に適切な支援が受けられないと、症状が悪化して新たな問題に
つながってしまいます。
二次障害は、周囲の理解と支援があれば防げるものなので、
早期発見と早期対処が何より大切になります。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの中から「りんごキック」をご紹介します。
まず、脇を締めて腕を曲げた状態で鉄棒にぶら下がり、
足も膝を曲げて持ち上げ、体を小さく丸めて「りんごさん」になります。
ここから、片方の足を前に出してキックをします。
終始腕を曲げた懸垂の状態をキープすることがポイントで、
全身の力が必要になります。
途中で腕が伸びてしまう場合には、お尻を少し支える
補助をしてあげてください。
また、顎が開くと腹筋に力が入りにくくなってしまうので、
顎を開かないように伝えましょう。
この遊びで、鉄棒を握る指の力と腕を曲げて体を引き付ける上半身の力、
足を持ち上げるための腹筋や下半身の力などが強く育ちます。
逆上がりに必要な力を養うことができる遊びなので、
何度も繰り返し行なうことが大切です。
慣れるまでは難しいこともありますが、繰り返し行なうほど逆上がりの
習得につながりやすいので、子ども達の興味をひき
楽しく取り組むことができるように工夫しながら
取り入れていってください。