自閉症スペクトラム, 運動療育・運動遊び

ASDの治療方法とは?生活の質を向上するための対応方法について

自閉症スペクトラム

ASD(自閉症スペクトラム)は特性により、日常生活で様々な困難が生じることがあります。

ASDにはさまざまな治療法がありますが、適している治療方法は個人により異なってきます。

家族や周囲の人が、ASDに対する治療方法などの知識を深め、支援することが大切になります。

この記事では、ASDの治療方法や、家庭でも療育ができる「こどもプラスの放課後等デイサービス」で提供している運動療育プログラムなどをご紹介します。

ASDの治療方法とは?どんな治療方法があるの?

ASD(自閉症スペクトラム)の特性は日常生活で様々な支障をきたす可能性がありますが、根本的な治療法は確立されておらず、不安やパニックを抑えるような対症療法的な治療法が主流となっています

このため、療育活動、環境調整、そして生活の工夫が大切になります。

環境調整や生活の工夫はもちろんのこと、療育も家庭でも取り入れることができるので、家族や周囲の人が知識を深め、支援することが大切です。

ASDの治療法としては、根本的な治療法は確立されていませんが、対症療法的なアプローチがいつくかあります。

これらの治療法は、ASDの特性や症状を和らげ、症状や困りごとを軽減し、生活の質を向上させることを目的としています。

いかに治療法をいくつか紹介します。

1.環境調整と生活の工夫

日常生活において、環境調整をすることでASDの子どもが快適に過ごせるようにすることが大切です。

静かな環境や視覚的なスケジュールを用いることで、子どものストレスを軽減することができます。

個々の特性に合わせた工夫や周囲の協力によって、困りごとが生じにくくなるように環境を整えることが大切です。

2.作業療法

作業療法士が実施し、日常生活に関わる活動(着替え、食事、セルフケア、遊びなど)を通じて、不器用さや認知発達の遅れに対するトレーニングを行います。

ASDの子どもたちには、座る姿勢の安定、こだわり行動への対応、感覚過敏への対応などが含まれます。

作業療法士は、子どもが自立して生活できるように、具体的な活動を通じてスキルの向上を目指します。

3.言語聴覚療法

言語聴覚士が実施し、こどばの遅れやコミュニケーションの取りにくさに対するトレーニングを行います。

こだわり行動やソーシャルスキルへの支援も提供されます。

4.心理療法

自分の考え方や行動のくせを把握し、それを整えることで仕事や生活でのストレスを減らしていく方法です。

特に成人期に合併しやすい二次障害(うつ・不安障害など)には、認知行動療法が有効です。

5.医療的アプローチ(薬物療法)

医師によって処方される薬物療法もあります。

特定の行動や症状(睡眠障害、多動、不安、てんかん発作、うつ病など)に対して、適切な薬を使用することもあります。

6.療育プログラム

放課後等デイサービスなどで提供される療育プログラムも有効です。

これらのプログラムでは、運動療育や社会性の発達を促す活動が行われます。

ASDの治療は一人ひとり異なるため、個人に合ったアプローチを見つけることが大切です。

治療には長期的な取り組みが必要であり、専門家や家族観でよく相談したうえで最適な治療法を探していきましょう。

医療機関や療育施設を探す方法としては、

1.地域の医療機関検索サイトを利用する。

インターネットで「ASD 医療機関 [地域名]」と検索すると、地域の医療機関を見つけることができます。

2.市区町村の福祉担当窓口を利用する

市区町村の福祉担当窓口に相談すると、地域の医療機関や療育施設についての情報提供をしてもらえます。

3.発達障害者支援センター

居住地域の都道府県、指定都市のセンターが窓口となります。

発達障害についての相談や支援を受けることができます。

家庭と専門家が連携をして、子どもに最適なサポートをしていけるといいですね。

このように、ASD(自閉症スペクトラム)の特性は日常生活で様々な支障をきたす可能性がありますが、根本的な治療法は確立されておらず、不安やパニックを抑えるような対症療法的な治療法が主流となっています。

次に、家庭でも療育ができる、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムから「おつかいリレー」をご紹介します。

家庭でも療育ができる?運動療育プログラム「おつかいリレー」

家庭でも療育ができる、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムから「おつかいリレー」をご紹介します。

この運動療育プログラムは、子どもたちがチームを組み、指定された絵カードをリレー形式で集める遊びです。

まず、スタートから少し離れた台の上に、いろいろな絵の絵カードを置きます。

子どもたちは4~6人のチームに分かれ、チームごとに指定された絵カードを1人ずつリレー形式で拾っていきます。

例えば「黄色くて皮をむいて食べる細長い物」や「白くて空に浮いているふわふわの物」などのお題を出したら、答えをチーム全員で相談して考えます。

答えが分かったら、一番最初の人が取りに行き、次の人と交代します。

順番に行い、チーム全員ができるだけ早くゴールできるように協力して遊びます。

絵カードを取りに行くときは、クマ歩きやカンガルージャンプで行うとさらに効果的な遊びになります。

この遊びを通じて、子どもたちは社会性、コミュニケーションの能力、集団での協調性を楽しみながら身につけることができます。

「おつかいリレー」を家庭で取り入れる方法をご紹介します。

1.準備

・絵カードを用意します。

市販のものか、手作りで子どもが好きな物や動物、食べ物の絵を描いても良いでしょう。

・ゲームを行うスペースを確保します。

屋内でも屋外でも、子どもが安全に動けるスペースがあれば大丈夫です。

2.ルールの説明

・子どもに遊びのルールを説明します。

どのような絵のカードを探すのか、どのようにチームで協力するのかを理解させます。

3.チーム分け

・家族や友達とチームを組みます。

小さな家庭であれば、親子二人で楽しむこともできます。

4.遊びの開始

・「黄色くて皮をむいて食べる細長い物」のようなヒントを出し、子どもたちに絵カードを探させます。

・子どもが正しいカードを見つけたら、次のヒントを出します。

5.動きを取り入れる

・クマ歩きやカンガルージャンプなど、子どもたちが楽しめる動きを取り入れてください。

これにより、運動能力も同時に養うことができます。

6.終わりの会

・ゲームが終わったら、どの部分が楽しかったか、どの部分が難しかったかを話し合います。

これにより、コミュニケーション能力をさらに高めることができます。

このように、家庭でも簡単に「おつかいリレー」を楽しむことができ、子どもの社会性やコミュニケーション能力の向上に役立てることができます。

楽しみながら学べるので、ぜひ試してみてください。

家庭でも療育ができる、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している運動療育プログラムから「おつかいリレー」をご紹介しました。