自閉症児では音に敏感な子が多く、対応策を考えることも必要になります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
ASD(自閉症スペクトラム)の子ども達は
音に対して敏感なことが多く、
赤ちゃんの泣き声やバイクの音、
救急車のサイレンや非常ベルなどの音をとても嫌がったり
怖がったりすることがあります。
また、人によって特定の音に不快感を示すこともあります。
音を無くすことは難しいので、個々に対応策を考えていくことが
大切になります。
関連記事:ASDでの感覚過敏はかなりのストレスなので、周囲の配慮が大切です。
こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムの「ウシガエルフープ」をご紹介します。
フープを5つほどくっつけて並べ、コースを作っておきます。
ウシガエルになって、手→足→手→足の順番に前に出して
進んでいきますが、フープの中だけに手足をついて
フープに当たらないように進みます。
手と足が一緒にジャンプしてしまわないように、
ゆっくりで良いので正確に進むことを大事にします。
手を出す時に、フープの真ん中につかなければ、
足を置く場所がなくなってしまいます。
フープを踏まないで進むにはどこに手をついて
どこに足を持ってくれば良いかを常に考えながら、
自分の体を動かせるように繰り返し行なっていきましょう。
慣れてきたら、よりウシガエルの動きを意識して
手よりも前に足がくるようにしたり、
コースをアレンジしたりしながら、考えながら動く機会を増やし、
子ども達の発達を促していきましょう。
ウシガエルに関する運動遊びをもっと知りたい方は、こちらの療育プログラムもオススメです。