LDでは叱責や特性に合わない学習方法などが更なる遅れや二次障害を助長します。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
LD(学習障害)は認知機能の偏りから起こる発達障害の一種で、
生活面や学習面で様々な困難があります。
言われた通りにできないのも、学習の遅れが出るのも、
子どもが怠けているわけではなく、むしろしっかりやりたいと
思って困っているのですが、周囲の大人がそれに気付かずに
注意・叱責を繰り返したり、特性に合わない方法を強制してしまう
ことが残念ながらあります。
それによってさらに遅れが大きくなったり、二次障害に
つながってしまう可能性が大きくなるので、
その子の特性を理解し、特性に合った支援方法を見つけて
提供していくことがとても重要です。
こどもプラスの放課後等デイサービスでも、1人1人に合った
学習サポート、療育の提供を大切にしています。
今日は、教室で提供している運動療育プログラムの中から
「イメージ縄跳び」をご紹介します。
1人ずつ大縄跳びを跳びながら、言葉遊びをします。
最初は「好きな食べ物」や「きょうだいの名前」など
簡単に答えられるものから始め、「赤くて丸くて「り」から始まるもの」
「緑の野菜を3つ」などにも挑戦していきます。
2つ目までは割りとスムーズに出てきますが、3つ目になると
少し考えなければ出てきません。
そして、考えている時間にも大縄跳びを続けるために
縄をよく見ながら一定のリズムを保つ必要があります。
余り答えが出ないようならヒントを出したり、
違う問題にするなどの対応で成功できるようにしましょう。
難しすぎると自信ややる気をなくしたり
遊びに抵抗感が生まれてしまうので、子どもの段階にあわせた内容で
少しずつステップアップできるように難易度調整をしながら
取り入れていきましょう。
慣れてきたら1人ずつではなく3人ずつ縄に入り、
前の人から順番に答えていくという遊び方などもおすすめです。