発達障害では感覚過敏などで手をつなぐのを嫌がることがあります。 放課後等デイサービスの運動療育プログラム
発達障害の子ども達では、手をつなぐことをとても嫌がることがあります。
しかし、まだ年齢の幼い子や多動性の強い子などは、
屋外で手をつながずに歩いていると、事故や怪我につながりやすく
いつも危険と隣り合わせです。
感覚過敏が原因なら無理につなぐことは避けなければいけないので、
指だけつなぐ、隣の人の肩に手を置く、服やひも、ベルトをつかむ
などの方法や、手をつないだら興味のある話題をふって
手から意識を遠ざけるなどの方法も有効です。
個々の特性や年齢などによって適切に対応することが大切です。
今日は、こどもプラスの放課後等デイサービスで提供している
運動療育プログラムから「クマの姿勢で足じゃんけん」をご紹介します。
子ども達は2人ペアになり、向かい合ってクマ姿勢になります。
相手と適度な距離をとれるように気をつけます。
2人とも顔を上げて相手を見て、タイミングを合わせて
足だけを動かして足じゃんけんをします。
目線は相手の方に向けながら、後ろで足を正確にグー・チョキ・パーと
動かすことで、体を器用に動かす力・空間認知力を養います。
また、クマ姿勢で足を高く上げることで腕の支持力、
下半身を持ち上げることで腹筋や背筋、転ばないようにするバランス力が
強く育ちます。
相手とタイミングを合わせることで社会性の発達も促せるので、
ペアを変えながら繰り返し遊べるようにしてみてください。